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コスプレに使うキャリーケースを選ぶときのポイント

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コスプレでイベントに行くとき重宝するのがキャスター(車輪)付きのカバンです。スーツケース、カート、コロコロカバンなどと呼ばれますが、コスプレではキャリーケース、または略してキャリーと呼ばれることが多いです。

キャリーケースはたくさんの衣類がまとめて入るうえに、キャスターで引いて楽に移動できます。ハンドル部分に鏡を立てかければ即席の化粧台にもなります。

このように便利なキャリーケースですが、ものによってはコスプレで使用すると使いづらいものもあります。

今回はコスプレ用に新しくキャリーケースを買おうとしている人向けに、キャリーケースを選ぶ時に注目したいポイントを紹介します。

 

【目次】

 

そもそもキャリーケースは必須なのか

コスプレイベントの更衣室へ行くと、ほとんどのコスプレイヤーがキャリーケースを使っているのを見ることができます。

コスプレに必要なものをまとめて運搬できるうえ、化粧台代わりに使えるためキャリーケースは大変重宝します。

しかし必ずしもキャリーケースが必要かと言われるとケースバイケースであり、荷物が少なかったりメイクスペースが充実しているイベントならばなくても問題なかったりします。なので「イベント行くならキャリーケースじゃないといけないんだ!」と意気込む必要はありません。まずは持っているカバンを有効活用するのもいいでしょう。

キャリーケース以外の選択肢としては、大きめのリュック、ボストンバッグ、ショッピングバッグなどがあります。

IKEAの袋でお馴染みのポリプロピレンバッグは大容量で丈夫かつたたむと小さくなるのでキャリーバッグの代わりとして使うのにおすすめです。

必ず確認してほしいポイント

コスプレでキャリーケースを使う上で必須の機能を紹介します。

大切な衣装を守るためにも購入時はよく確認しましょう。

鍵がかけられる

コスプレイベントやコスプレスタジオでは、一部を除きキャリーケースが鍵のかかる場所で個別に管理されることはありません。たいてい、クロークと呼ばれる部屋があり、そこに参加者のキャリーケースがまとめて並べて保管されます。

クロークには数人のスタッフが配置されていることもありますが、運営団体によってはクロークが常に無人ということもあります。

自分の大切な衣装や貴重品を守るためにも、鍵がかけられるキャリーケースは重要です。

もし気に入ったデザインのキャリーケースに施錠機能が付いていない場合、南京錠などを購入しておきましょう。

 

もちろん、鍵がかかっていようと盗まれるときは盗まれますが、鍵のかかっている荷物と丸腰の荷物があった場合、鍵付きの方が盗難されるリスクはある程度減らせると思います。

鍵の種類はダイアル式が便利です。キータイプはいちいち鍵を出すのが面倒なうえ、イベント会場でうっかり鍵を無くすとコスプレしたまま着替えられない地獄が待っています。番号はイベント前日までに設定しておきましょう。

 

雨にぬれても大丈夫か

コスプレの衣装によっては、水にぬれることを避けなければならないものがあります。

セットしたウィッグや、水性塗料をつかった衣装、接着剤が使われている場所などは雨に濡れると壊れてしまうものがあります。

コスプレ前に衣装が崩れるとテンションがさがるので、雨に降られても中身が守れるキャリーケースを用意しましょう。

ハードケースであれば雨水が染みることはよっぽどないので安心です。

ソフトタイプのキャリーケースの場合は、防水加工がされているものを探しましょう。

マチが拡張できるキャリーケースの場合は、マチ部分が布でできていることが多いです。ここも忘れずに防水できることを確認しておきましょう。防水スプレースーツケースカバーなどであらかじめ対策しておくのもおすすめです。

 

 

できるだけ軽いものを選ぼう

コスプレイベントの会場へ電車などの公共交通機関を使って移動する人が多いと思います。参加人数の多いイベントでは、使いたい時にエレベーターやエスカレーターが使えるとは限りません。そうなるとキャリーケースをもって階段を移動することになるのですが、重たいキャリーケースではイベント会場に着くころにはヘトヘトになってしまいます。

キャリーケースを選ぶときは、できるだけ軽いものを選びましょう

軽さと頑丈さはトレードオフの関係になりがちなので、自分がどの程度の重さなら移動に耐えられるのか考えて折り合いをつけてください。

また、大きくなればなるほど重くなるので、自分の荷物に合った大きさのキャリーケースを選ぶことも重要です。わたしは今まで学生服、ドレス、アイドル系衣装などさまざまな衣装を運んできましたが、1キャラクター分の衣装であれば、特別大がかりな衣装でないかぎり一泊サイズ(30L程度)で十分だと思っています。キャリーケースに入らないとき用にサブバッグを用意する程度で事足ります。予算に余裕があるなら、大小ふたつキャリーケースを買っておくというのも便利です。

 

あると便利な機能

ここからはなくてもいいけどあった方が楽な機能について話します。

値段や他の機能とよく比べて比較検討してください。

四輪キャスター

キャリーケースには車輪が2つのものと4つのものがあります。特にこだわりがないのなら、4輪のキャリーケースを選ぶことをおすすめします。4輪キャリーケースは人混みでの移動に適しているからです。

4輪キャスターのキャリーケースは、人混みであっても体の側で引くことができます。更衣室の待機列などではちょっと進んで止まるを繰り返すので、自分の後ろで引く2輪キャリーケースは動きづらいです。

また、大型イベントの場合、イベント会場に入る前から混雑している場合があります。特に大型連休中に開催されるようなイベントだと参加者以外の旅行客や家族連れなどで混雑していることもあり、小回りの利く4輪キャリーケースは大活躍します。

ただ、2輪キャリーケースもメリットがあるので、自分のコスプレスタイルに合ったものを選びましょう。

ダブルホイールキャスター

タイヤつながりでもう一つ。キャリーケースにはひとつの足につきタイヤが一つ付いているシングルホイール(ワンホイール)キャスターと、二つ付いているダブルホイールキャスターの2種類があります。

コスプレで使う分にはこの2つに大きな性能差は感じませんが、キャスターカバーが付けられるという点においてダブルホイールキャスターの方が使いやすいと感じます

タイヤにかぶせるタイプのキャスターカバーは構造上シングルホイールには使用できません。キャスターカバーを着けるメリットはたくさんあるので、カバーの着脱が楽なダブルホイールがおすすめです。

キャスターカバーについては過去の記事でも触れているので、あわせてどうぞ。

tami-sf.hatenablog.com

フロントポケット

コスプレイベントでは、受付時に注意事項や地図、チラシなどを渡されます。イベントによっては飲み物やタオルが渡されることもあります。参加証などは無くすと大変困るので、カバンに雑に突っ込んでなくしたりしたくありません。

フロントポケット付きのキャリーケースがあれば、パカッと開いて一時的に荷物を入れられるので、手がふさがらずに済みます

使う場面が限定的であるうえに、フロントポケット付きのキャリーケースは値段が高くなる傾向にあるのですが、あると大変便利です。

キャスターロック

自家用車での移動がメインの人にはまず不要な機能ですが、電車やバスを利用する人はあると便利な機能が、キャスターロックです。

乗り物がカーブや坂道を走っているとき、キャスターが動いてしまうことがあります。ロック機能のないキャリーケースは足で挟んだり手でしっかり持ったりすることで対策しますが、キャスターロックがあればその手間がいりません。不意にキャリーケースが動き出して人に当たったりするリスクが減らせます。

ただ、遠心力や重力は変わらずはたらくので、キャスターロックをしたからといってキャリーケースが転倒しないわけではありません。結局手で支える必要はあるのは注意しましょう。

 

エキスパンダブル機能(マチ拡張)

コスプレイベントによっては、更衣室の利用時間が厳格に決められていることがあります。決められた時間以内に着替えて更衣室を出なければいけないのですが、そうなるときちんと衣装をたたんでしまうことすら時間が惜しい時があります。適度にたたんで雑にカバンに突っ込みたいところですが、容量に余裕がないとキャリーケースのフタが閉まらないことも。

そんなとき、エキスパンタブル機能付きのキャリーケースであれば、マチを拡張することで容量を一時的に増やすことができます。

1泊サイズでは入らないけれど2泊サイズを持っていくのは邪魔だと感じる微妙な衣装の場合にも重宝します。

 

目立つ柄・色

機能とは少し違いますが、キャリーケースは目立つ色や柄のものを使うと、クロークで自分の荷物を探すときに役立ちます

先ほども述べましたが、多くのイベントが参加者の荷物をまとめて管理しているので、数あるキャリーケースの中から自分のキャリーケースを見つけなければなりません。

黒、白といった無難な色は大量に置いてあるので探すのは一苦労です。

万が一見つけられない時、スタッフに特徴を伝えると一緒に探してもらえることもあります。そんなとき目立つキャリーケースであれば手伝ってもらいやすくなります。

とはいえ自分できちんと管理ができる人であれば何色でも問題ありません。目立つような飾りやキーホルダーを付ける、カバーをかけるなどで対応するのもいいと思います。

 

というわけで、今回はコスプレ時に使うキャリーケースの選ぶ着眼点をお話ししました。

これだけあれこれ言いましたが、自分が使いやすいものが一番なので、何度か買い替えながら自分にあったキャリーケースを選んでみてください。