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【コスプレ】イベントで角を立てずに撮影を断る方法

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コスプレイベントではカメラマンから声をかけられて突発的に発生する撮影、通称「野良撮影」という文化があります。

撮影してもらえるのはうれしいですが、さまざまな事情で「ちょっと撮影はやめてほしいかも...」という時はあると思います。

今回は、コスプレイヤーがイベントで、なるべく角を立てずに撮影を断るための方法について語ろうと思います。

【目次】

 

コスプレイベントで撮影を断るのは自由

そもそもですが、「コスプレイベントで撮影を断ってもいいのか?」という疑問に対して答えようと思います。

もちろん断ってOKです。撮影されたくない時はどんな理由であっても自分の判断で断って大丈夫です。

逆にいえば、撮影に許可を出した後で「実はあの時嫌でした」という後出しはのちのちトラブルの原因になります。もし撮影されることに不安や拒否感があるなら、カメラマンにきちんと伝えることが大切です。

そうは言っても、どう伝えればお互いに傷付かずに済むか悩むところではあると思います。

次からシチュエーションごとに断り方を考えていきます。

 

撮影を予防する方法

この記事を読んでいる時点で、心優しいコスプレイヤーとお見受けします。

誰も傷つけたくないし、強い言葉は使いたくないし、断る行為自体が疲れてしまう、そんな人ではないでしょうか。

撮影を断るより前にやれることがあります。

カメラマンに声をかけられづらくなるような工夫をして撮影を回避し、撮影を断るという心的負担をなくす作戦です。

 

スケッチブックをうまく活用する

コスプレイヤーの傍らにはスケッチブック(スケブ)が置かれていることがあります。

コスプレイベントにおけるスケブは、名前やSNSのIDなどを書き記し、自分の側に置くことで写真の受け渡しをスムーズにする役割があります。

スケッチブックの使い方はこれだけではありません。

名前やIDを書いたページとは別のページに「休憩中」「食事中」などと書いておき、「今撮影を受付けていませんよ」と意思表示をすることができます

スケブにこのようなことが書かれていた場合、ほとんどのカメラマンは気を遣って声をかけません。

誰とも会話せず、誰も傷つけないでお手軽なうえに強力な撮影回避術です。

スケブの文字は離れた位置からでも分かりやすいようにマジックペンなどで濃く・太く書くことがコツです。

もちろん例外はあり、スケブを見ずにグイグイ来るタイプのカメラマンや、「休憩が終わったころに撮影させてもらえませんか?」とお伺いをたててくる人もいます。

イベントによっては長時間物を置く行為が禁止なことがあるので、イベント規約は必ず確認してください。

スケッチブックはリングタイプかつある程度表紙や中の紙に厚みがありしっかり立つものがおすすめです。

わたしはマルマンのA4スケッチブックをよく利用しています。

関係ないことをして撮影できない状況をアピール

スケッチブックを掲げることに抵抗がある場合は、無関係なことをして撮影できないアピールをするという手段があります。

かばんを漁って荷物を整理してみる、靴紐を結んでみる、スマホをいじってみる、鏡でウィッグをチェックしてみるなど、「今声かけたらまずいかな」と思わせる行動をします。

スケッチブックほどではありませんが、撮影の声掛けを減らす効果があります。

撮影できないアピールのメリットとしては、もし声をかけられたときも、スムーズに「いま探し物してて~」などと言い訳につなげやすいという点があります。

 

撮影されづらいコスプレを選ぶ

野良撮影が発生しやすいコスプレというのは確かに存在します。

流行のジャンル、女性キャラクター、露出の多い衣装、複雑な造形などを含むコスプレの場合声をかけられやすくなります。

逆に、流行の落ち着いた作品、男性キャラクター、露出控えめ、シンプルな衣装などは声をかけられづらくなります。

知り合いに会いたいからコスプレイベントに行きたいけど撮影されるのはちょっと....という気分の日は撮影されづらいコスプレを選ぶというのも手です。

 

撮影を断る方法

ここからは撮影できないアピールが実を結ばず、「撮影いいですか?」と声をかけられたとき、どうやって断るかについてお話しします。

 

基本は「撮影はお断りしています」でOK

先ほども述べましたが、撮影を断るのは全く問題ないです。

難しく考えず、「すみません。今撮影はお断りしているんです。」と言えばたいていのカメラマンは納得して退散します。

わたしが野良カメラマンとしてイベントに参加するときの体感では、30人に声を掛けたら1人は断られます。わたしは女性なのでおそらく撮影できる確率が高いですが、男性カメラマンであればもうちょっと断られていると思います。

つまり何が言いたいかというと、多かれ少なれ野良カメラマンは撮影を断られ慣れています。「あ、またか」と思う程度です。なので断るために過剰に気を遣う必要はありません。初対面の大人と話す程度の敬意とマナーをもって断ればよっぽど悪いようにはなりません

それでも「断る」という単語を使うのはなんだかトゲがあって嫌だという気持ちも分かります。カメラマンをこちらで選別している感じもモヤモヤするかもしれません。

次からはもっと言動を丸くした断り文句を紹介します。

「休憩中」ということにする

一番手っ取り早い断りフレーズは「休憩中」です。

撮影に応じたくないとき、「今休憩中なのでごめんなさい」と言えば大丈夫です。

カメラマンをしていて最もよく聞く撮影お断りフレーズでもあります。

察しのいいカメラマンであれば「今撮影を断られたな」と空気をよんでくれるはずです。

 

「待ち合わせ」を理由にその場を離れる

正直に言うと、あまり写真を撮られたくない雰囲気のカメラマンはいます。

挙動不審であったり、不潔な格好であったり、話が通じなさそうであったり、そういったトラブルの気配がするカメラマンから声をかけられた場合、距離をとるに限ります。

友達と待ち合わせがあるのでごめんなさい~」といいながら場所を移動してしまいましょう。待ち合わせが理由ならそこまで不自然ではありません。

この時移動するのは人の目が多い場所、スタッフが近くにいる場所がおすすめです。

わたしはこういう時は更衣室に避難してしまいます。

 

それでも撮影が断りきれなかったら

ここまで遠回しに撮影NGを表す術を書いてきましたが、中には伝わらない人、分かっていてあえて撮影してこようとする人というのがいます。

そんなときはどうすればいいでしょうか。

 

はっきりと拒否を示す

遠回しに言っても分かってもらえない時は、相手を傷つけないことを諦めてはっきりと拒否を示しましょう。

「撮影はできないんです」といえばよっぽどの場合大丈夫ですが、それでもだめなら「やめてください」「撮影されると困ります」と強めの言葉を使ってでも自分の意思を伝えましょう。

先ほども述べましたが、後から「嫌だった」と言っても話がこじれてややこしくなるだけです。勇気を出して伝えてください。

 

しつこい誘いや付きまといはスタッフに相談しよう

直接的に撮影が嫌だと伝えても食い下がってくるカメラマンというのは残念ながらいます。

ここまで言ってもだめならば、確実に迷惑な人です。

カメラマンから距離をとり、イベントの運営スタッフに相談してください

遠慮はいりません。これだけ言ってもしつこく誘ってくる時点で怪しい人であることは間違いないです。

スタッフが見つけられない場合や、すぐに危険が差し迫っているような状況であれば近くの人に助けを求めましょう。

 

長々と書きましたが、ここまで念入りに撮影を断る文句を調べていく必要はないと思います。怖いこともいくつか書きましたが、イベントにくるカメラマンのほとんどは善良な一般人です。「撮影NGです」「はい分かりました」の一往復で片付く場合がほとんどです。

とはいえ、知っていおいて損な内容でもないと思うので、イベントの前日にでも読んで少しだけ心構えしておくと、快適なコスプレライフが送れるかもしれません。

質問等あればコメントにどうぞ。

それでは。