以前コスプレイヤーがイベントに持っていくと楽になるグッズを紹介しました。
コスプレイヤー向けの記事ではありますが、イベントに参加するカメラマンでも参考になると思います。
今回は上記の記事で紹介していない、コスプレイベントに撮影目的で参加するカメラマン向けにあると便利なグッズを紹介します。
使うと写真のクオリティが上がるというより、コスプレイベントをいかに快適に過ごすかという観点のグッズ紹介です。
筆者はコスプレイヤーかつカメラマンもするので、両方の視点からお話しします。
コスプレイベントを想定していますが、一部モデル撮影会などでも使えるかもしれません。
【目次】
ネックストラップ
カメラマンはどうしても顔と名前を覚えてもらいづらいので、わたしはコスプレイベントにはSNSのアカウント名とIDが書かれた名札をしていくようにしています。
名札はネックストラップに付けて運用しています。胸元に名前があれば判別してもらいやすくなります。
ネックストラップには名札だけではなく、参加証もぶら下げると一目で参加者だとアピールできます。「わたしは参加料をきちんと払っている人間ですよ。イベントのルールを守っていますよ」という意思表示になるので、コスプレイヤーさんに安心してもらいやすくなります。
ネックストラップの接合部は金属パーツがおすすめです。紐になっているものはいつの間にか切れてなくなっていることがあります。ネックストラップにいろいろぶら下げる予定なら丈夫なものを選びましょう。
素材は何でもいいですが、洗えない素材には注意です。夏場のコスプレイベントで使用すると汗を吸い後日異臭を放つことがあります。洗える物を選ぶか、定期的に買い替えても惜しくない安価なものを使うといいです。
硬質カードケース
プラスチックなどでできた硬いカードケースは、紙製の参加証を管理するのに便利です。
コスプレイベントの参加証はいろいろな形状がありますが、紙またはカード型の参加証が多い印象です。いずれにしてもポケットに雑に入れてなくすのは怖いですし、バッグに入れてしまうといちいち取り出すのに不便だったり、ぐちゃぐちゃになってしまったりと管理が難しいです。
そこで、参加証をいれておくものを用意しておくと必要に応じてさっと取り出せて便利です。
硬質カードケースであれば水や汗で参加証がにじんだり、くしゃくしゃになることを防止できます。
カードケースの端に穴をあけて二重カンなどの金具を通しておくと、ネックストラップなどにぶら下げることもできます。
硬質カードケースの大きさはA6サイズ程度あれば十分だと思います。イベントによっては事前に参加証の形状が公表されているものもあるので、チェックして適切なサイズを用意しておきましょう。
名札留め
再び参加証関係のグッズになります。
あまり多くはないですが、カメラマンの参加証が腕章タイプのイベントがあります。その場合、安全ピンで見える位置に参加証を付けなければいけません。
その時着ている服によっては安全ピンで穴を開けたくないということもあるでしょう。
そんな時に活躍するのが、名札留めです。
服に穴を開けないで安全ピンが使える商品で、さまざまなタイプが売られています。
ただ、多くの場合幼稚園児や小学生が使うことを想定したかわいらしい作りになっているので、大人が使うのは少々はずかしいです。
また、厚手の衣類やカバンには使えないことが多いので、使用できる場面は限定的ではあります。
あって困るものではないので、わたしはカメラバッグにひとつ入れておいています。
余談ですが、腕章の安全ピン問題は、名札留めのような専用の道具を使わずに腕に輪ゴムを通してそこに安全ピンをひっかけるというパワープレイで解決することもあります。
ニーパッド(膝当て)
撮影したい構図次第でカメラマンは立ったりしゃがんだりします。
特にあおり構図で撮影したい場合は膝をつくこともあります。
これが春や秋などの過ごしやすい季節ならいいのですが、夏は地面が熱くなっていて膝を焼くことになりますし、逆に冬は冷たすぎて長時間膝をついていられません。
そんなときはあらかじめニーパッドを付けておくと膝を守れます。
ニーパッドがあればボコボコした地面でも膝が痛くなりません。
ガチガチの本格的な物でなくても、薄手の安いもので効果があります。
ポーズ集
ポーズ集とは、その名の通りいろいろなポーズが掲載されている本になります。
ポーズ集を見せながら「こんな写真が撮りたいのですが」とコスプレイヤーにお願いしたり、撮影のネタが切れたときに「この中から撮ってほしい写真はありますか?」と撮影の作戦会議をするのに使ったりできます。
写真撮影用のポーズ集にこだわらず、イラスト用やモデリング用のものも目を通してみると面白い構図があったりして参考になります。
電子版のポーズ集であればスマホ等にあらかじめダウンロードしておくことで重たい本を持ち歩かずに済みますが、紙媒体は一緒に同じ紙面を見てイメージのすり合わせがしやすいというメリットがあるので、自分の撮影スタイルに合ったものを選ぶといいと思います。
安全ピン・両面テープ
コスプレイヤーも愛用している安全ピンや両面テープは、撮影でも活躍します。
一時的に衣装の一部を固定することで、布に動きを出したり、見せたくない部分を隠したりすることができます。
特に便利なのが肌に使える両面テープです。
露出の多い衣装の場合、下着の紐が見えてしまったり、衣装がずれて不必要に肌が見えてしまうことがあります。センシティブな映り込みがあった写真は使いにくいので、肌に使える両面テープで衣装の一部を肌に密着させてそれらの写り込みをあらかじめ阻止するのに使います。
安全ピンや両面テープを使いたい場合は、衣装の持ち主であるコスプレイヤーに必ず許可をとってください。無断で衣装に触ったりすることは厳禁です。また、使った安全ピン・両面テープは撮影終了時に必ずすべて回収するのを忘れずに。
工夫次第でコスプレイベントは多少快適に過ごすことができます。
ここで紹介したものに限らず、試行錯誤して自分にあったグッズを探してみてください。
そしてコメントなどでわたしにも共有してもらえるとうれしいです。