こんにちは、たみです。
このブログを掲載しているはてなブログさんがですね、10周年ですって。めでたい。
ところで、もうすぐ10周年を迎えるコンテンツがありまして。
その名も、すみっコぐらし。
見てくださいこの10周年記念ロゴ。最高ですね。
最近は数々のグッズを輩出している。また、昨年映画デビューも果たした。そして今年も銀幕に帰ってくる。
まさにキャラクター界の風雲児。すみっコたちの躍進は止まらない。
そしてわたしの購買意欲もとどまることを知らない。
何を隠そう、わたしはすみっコぐらしをデビューから追い続けた、立派なすみっコぐらしファンである。10年もコンテンツが続いてくれること、勢いが衰えないことへの感謝しかない。ありがとうサンエックスさん。ありがとうよこみぞゆりさん。
せっかく10周年つながり(正確にはすみっコぐらしはまだ10周年じゃないけど)なので、すみっコぐらしに一過言あるわたくし、たみがすみっコぐらしにズブズブになった理由を述べます。あわよくばこれを読んでいる皆様も”””こちら側”””に来てください。
はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」より、
「わたしがすみっコぐらしにハマる10の理由」
はじまりはじまり~
共感できるキャラクターの性格
すみっコぐらしの主要メンバーの性格を3分で説明しろと言われても、感情が爆発しすぎて多分わたしにはできない。そんなわたしの代わりに説明してくれるのが、「すみっコぐらしのうた」だ。
この歌では「目立ちたくないから今日もひっそり暮らしてる」という歌詞が登場する。
人間1度は誰でも「目立ちたくない」と思ったことがあるはずだ。
すみっコたちには親近感がわくのだ。
意外としたたかなキャラ達
すみっコたちは大なり小なりコンプレックスを抱いている。それゆえ、部屋の隅で目立つことなくおとなしく暮らしている。
こう言うと、すみっコたちが繊細で奥手な生き物に見えるが、実はそうでもない。
彼ら、結構したたか。
ぺんぎん?は隅に執着するあまり「しゅうちゃくおにぎり」という謎の形態になったり、
今日はすみっコたちの大好きな #おにぎりの日
— すみっコぐらし【公式】 (@sumikko_335) 2021年6月18日
すみっコたちが作ったいろんなおにぎり。
どれを食べたい?? pic.twitter.com/jiLfYUQUvU
ねこは体型を気にしている割に3段アイスクリーム二刀流だったり
ゆめのアイス両手もち。#ぺんぺんアイスクリーム pic.twitter.com/FZIjZLBsdN
— すみっコぐらし【公式】 (@sumikko_335) 2018年4月25日
仲間を助けるためとはいえ、耳を引っ張ったり、
#ふしぎなうさぎのおにわ ストーリー①
— すみっコぐらし【公式】 (@sumikko_335) 2021年1月9日
森の中をおさんぽ中、
しろくまがうっかり
穴におちてしまいました。 pic.twitter.com/kGkAshpvao
けっこうアグレッシブにいろいろやっているのだ。
すみっコたちが、かわいくわたし何もできないんです」という顔をしていたら、たぶんここまでドはまりしていないと思う。すみっコたちの時折見せるしたたかな部分のギャップにやられるのだ。
一番くじが大人にやさしい
わたしは自我が芽生えたころからオタクなので、いままで数々のキャラクターグッズを買ってきた。そのなかでも、すみっコぐらしのグッズのやさしさは頭一つ抜けている。
皆さんは「一番くじ」をご存じだろうか。コンビニや書店などで、一口500~1000円程度で引けるくじだ。特定の作品ごとにさまざまな景品がある。すみっコぐらしも過去に一番くじを何度も発売している。
アニオタ・ゲーム界隈に身をおいてウン十年、一番くじは数えきれないほど引いてきた。そのたびに、ラバストとクリアファイルを手に入れ続けた。この手のキャラグッズは、学生の時分ならまだしも、社会人が普段使うにはいささか厳しいものがある。結局死蔵コレクションになってしまいがちだ。
一方すみっコぐらしの一番くじを見てみよう。
御覧の通り、日常的に使えるグッズが多い。色合いやキャラが悪目立ちしないのだ。
特に食器やハンカチは常に使用するものなので、大好きなキャラに囲まれて生活することができる。会社員として働いていたとき、ポケットの中にすみっコハンカチを忍ばせることで精神の安定を図っていたが、そういう使い方もできるのだ。
安心して見ていられる
2017年4月1日、(わたしのなかで)激震が走った。
ぺんぎん(本物)というキャラクターが出てきたのだ。
しろくまのお話①
— すみっコぐらし【公式】 (@sumikko_335) 2017年4月1日
ある日しろくまがでかけているとぺんぎん(本物)とばったり。 #しろくまのともだち pic.twitter.com/BT2vPC5m5N
(本物)という表記のなんと残酷なことか。本物がいるということは、もちろん偽物もいる。そして本作における偽物とは、まぎれもなく緑のあいつなのだ。
本物と偽物が対峙するとき、バトルが起こると相場が決まっている。平和なすみっコ世界観にダイナマイトが投げ入れられたのかと思った。
しかし、一向にバトらないのである。ぺんぎん?はぺんぎん(本物)と仲良くなるのだ。こんな懐が深い作品ある?
確信した。すみっコぐらしに争いはない。
どんなことがあっても、優しい世界でいてくれるのだ。
嫌にハラハラしなくていい、ストレスフリーな作品です。
ゆだねられた「声」
2019年2月12日、(わたしのなかで)激震が走った。オタクなのでいつも激震が走っているけれど、この時ばかりは激震も猛ダッシュ。
すみっコぐらしの映画化が発表されたのだ。
🎉 #劇場アニメ化決定🎬🎉
— すみっコぐらし【公式】 (@sumikko_335) 2019年2月12日
すみっコぐらしの7周年を記念し、映画化が決定しました✨✨
2019年公開予定です!
はたしてどんなストーリーになるのか…
続報をお待ちください♪#すみっコ情報 #すみっコ7周年 #映画すみっコぐらし #すみっコ映画化 pic.twitter.com/VV6t83U2pa
文字どおり狂喜乱舞だった。狂って喜んで乱れ舞った。
そしてひとしきり狂ったあと、過去の記憶がフラッシュバックした。
かつての故郷が燃やされる悪夢。アニオタが生きていれば1度は経験したことがある実写化、棒読み芸能人吹き替え、知らないオリジナルキャラクターがでしゃばる展開などなどが頭をよぎる。過去何度も好きな作品でキャンプファイヤーをやられたせいで、すっかり映画化を信頼できない体になっていた。
7か月後、最初の予告映像が発表される。
おわかりいただけただろうか。
すみっコたちに声がない。
わたしは泣いた。悲しいからではない。うれしいのだ。
すみっコたちにはもともと声はない。売り出し中のアイドルが声を当てようと、ベテラン声優がアフレコしようと、絶対に角が立つ。なぜなら、すでにファンの頭の中にはそれぞれすみっコたちの「声」があるからだ。
すみっコぐらしの映画は、その声を守ってくれた。こんなにありがたい話はない。過去に故郷を燃やされた傷が、少しだけ癒された。
映画本編でも泣いたから、ぜひみんなも見てな。
みんな一緒に移動しちゃう
今をときめくゲーム機ニンテンドースイッチで遊べるすみっコぐらしのソフトは、もちろん発売されている。
今回紹介したいのは、「すみっコぐらし すみっコパークへようこそ」だ。
いわゆるすごろくゲームだ。
出た目の数だけキャラクターが移動する。
皆一緒に。
もうね、目を疑ったよね。すごろくって、誰が最初にゴールするかを競うゲームのはずなんだけどな。なのに、みんなでマスを移動しちゃうの。ぜんぜん争ってない。
本作ではミニゲームもたくさんあるんだけど、ミニゲームから殺意が極力排除されている。「相手を倒そう」というルールが少ないのだ。
すみっコぐらしは安心してみていられるコンテンツだと先に述べたが、ここまで反戦主義に徹するのは本当にすごいと思う。すみっコぐらしはやさしさの権化。
ガチャが優しい
すみっコぐらしのゲームはスイッチだけではない。スマホにもちゃんとある。
「すみっコぐらし農園作るんです」というゲームもその一つだ。
こちとら歴戦のソシャゲガチャ回し芸人なので、リリースした日にキャラコンプのために天井(確実にキャラが獲得できる上限額)まで回す気持ちでいた。
1度ガチャを引いた後、衝撃の光景を目にした。排出キャラ表から、すでに出たキャラが省かれているのである。つまり、これは同じキャラが重複することがないということを意味する。すみっコぐらしの主要キャラは5名。つまり、5回ガチャを回せばすべてのキャラが手に入ってしまうのだ。
こんなことがあってもいいのか。
今までぶん回してきたソシャゲガチャはなんだったのか。地獄か?
すみっコぐらしのやさしさは作中にとどまらない。現実世界までやさしさがにじみ出ている。そろそろ辞書で「やさしさ」を引くと「すみっコぐらしのこと」って語意が乗ってるころじゃない?
多岐にわたるコラボ
オタクはコラボに弱い。コラボフェア、コラボカフェなどが、オタクの財布を開かせようと日夜様々な策をくりだしてくる。
すみっコぐらしも例にもれず、様々なコラボをしてくれる。
そのコラボ先が多岐にわたっているのだ。
洋服ブランド、お菓子は、他作品でもメジャーなコラボだが、すみっコぐらしはそれだけにとどまらない。歌舞伎、プロ野球、水族館など、正直すみっコぐらしとの関連が見いだせないコラボも多々ある。すみっコは仕事を選ばないのか。
個人的には、JA共済連香川のコラボ動画が大変かわいいので大好き。
大人もほろりとする「おかあさん」
すみっコぐらしのとかげは、とかげではない。恐竜の末裔だ。
恐竜であるとバレるのを恐れ、とかげと偽って生きている。
それゆえ、おかあさんと別居しているという設定がある。
すでに泣ける。ギリギリとかげとうそをつけるということは、とかげはまだ幼いに違いない。幼い子が親元を離れて暮らしている健気さに涙が出る。
当然、おかあさんも恐竜なので、「海のすみっこ」で暮らしている。
このおかあさん、「とかげとおかあさん」というテーマで、とかげに会いに来てくれるのだ。
二人(二竜?)が再開し楽しく過ごすも、おかあさんは海のすみっこへ帰らなければならない。「またあえるかな...」と涙するシーンはわたしも泣いた。「またあえるよね」じゃない。「またあえるかな」なのだ。とかげは再び母親に会えるとは思っていないのかもしれない。おかあさんがかすかに微笑んでいるのもより涙を誘う。
後日発表されたテーマにて、とかげはおかあさんと再会。一緒に星空を散歩する。このときのとかげの表情は必見。本当にうれしそうだ。
しかし、このテーマのタイトルは「とかげの夢」。これらはすべて夢の中の出来事なのだ。つらい。夢からさめたとかげを想像したくない。
こどもを思い、巣立っていく姿に思うところがある、そんな大人にこそ見てほしい。
とかげとおかあさんの話は、大人のほうがほろりとくるのではないだろうか。
いつかしあわせに暮らしてくれ。とかげ親子。
キャラの願望とファンのエゴ
わたしがすみっコの中で最も好きなキャラ「とんかつ」。
🍴10月1日はとんかつの日❗️🍴
— すみっコぐらし【公式】 (@sumikko_335) 2016年10月1日
すみっコのとんかつを改めてご紹介。
とんかつのはじっこ、のこさないで・・・#トンカツの日 pic.twitter.com/mAQIcaTakE
とんかつは、とんかつの端っこの衣の部分。脂っぽいから残されてしまったことをコンプレックスに持つキャラクターだ。それゆえ、いつか誰かに食べてもらえることを夢見ている。似た境遇のえびふらいのしっぽとは仲良し。
つまり、とんかつとしっぽは、作品から消える(=食べられる)ことでようやく願いを達成するキャラなのだ。
しかし、我々ファンは、とんかつには末永く部屋の隅で暮らしてほしいと願っている。ファンがとんかつを望むかぎり、とんかつの願いはかなわないのだ。
この関係はえぐすぎる。どちらかの最高に幸せな瞬間が、もう片方の絶望なのだ。
だからせめて、誰かに食べられるその瞬間は、笑顔で見届けたい。
たぶんその時には顔中様々な汁でむちゃくちゃ汚いけど、頑張って見届ける決意は固まっている。
キャラクター商売として設定が綱渡りすぎるとんかつ、大好き。
すみっこぐらしはいいぞ
長々とすみっコぐらしが最高であるという点をつづったが、要するに「すみっコぐらしはいいぞ」ということだ。何がいいって全部だよ全部。どこから食べてもおいしいホットケーキみたいなものだ。
はてなブログも、すみっコぐらしも、末永く人々に愛されてほしい。
すみっこぐらしは、いいぞ!!