しもじものたみ

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コスプレイヤーに撮影した写真データを送ろう

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イベントなどでコスプレイヤーを撮影した場合、その写真データは被写体に送るのがコスプレ界隈の通例となっています。

しかし、「どんな時でも写真を送るの?」「写真ってどうやって送ればいいの?」など疑問は尽きないことでしょう。

今回は、コスプレ写真のデータを送る方法やマナー、NG行為などを解説します。

 

【目次】

 

写真を送った方がいい場合・送らなくていい場合

先ほど「コスプレ写真は被写体に送ろう」と言ったばかりですが、撮影のシチュエーションやコスプレイヤー次第でこのあたりは結構変わってきます。

ここでは写真を送るべき場合、送らなくてもいい場合を解説します。

 

基本的には、撮影した写真はクオリティや枚数にかかわらず被写体であるコスプレイヤーに送るのが親切です

ここは人によって意見が分かれ、SNS等でもさんざん論議されている点ですが、わたしは写真を送るのは義務ではないと考えています。あくまで撮影者が送りたいと思ったら送り、送りたくないと思ったら送らなくていい、ただ送らないより送った方が親切だしコスプレイヤーの心証もいいよね、というのがわたしのスタンスです。

 

もし写真を送りたい場合は、被写体の連絡先を確保してください

現在連絡先として主流なのはX(旧Twitter)です。撮影が終わったらアカウントのIDを聞いておきましょう。「写真を送りたいのですが連絡先を聞いてもいいですか?」などと言えばOKです。

 

ですが、これはコスプレイベントで突発的に発生した撮影(通称:野良撮影)における話であり、コスプレイヤーから依頼されて撮影した場合や、スタジオやロケ撮影など作品として写真撮影する場合などは、必ず写真を送りましょう。このような撮影ではコスプレイヤーは写真を確実に手に入れるためにカメラマンに声をかけています。何らかの理由で写真を送れない、または送らないつもりなら、撮影を引き受けないようにしましょう。

 

逆に、送らなくていい写真としては、スマホのカメラで撮影した記念撮影的な写真は送らなくてもいいというコスプレイヤーが多いです。「送らなくていい」というだけで、撮影した写真を被写体に見てほしければ送っても問題ないと思います。

 

コスプレイヤーの中には「絶対に写真は送ってほしい」という人もいれば、「知らない人からの写真は不要」という人もいます。考え方は千差万別です。写真を送ってもいいか不安なら一度おうかがいをたててから送るというのが一番安全です。

 

写真の送り方

次に撮影した写真をコスプレイヤーに送る方法についてお話します。

現在コスプレ界では、撮影した写真を送る方法として3つの方法が主流となっています。

X(旧Twitter)のDM機能

XのDMでは、文字だけでなく画像を送ることができます。

この方法は1枚2枚程度の少ない枚数を送るとき一番手軽です。

しかし、写真の枚数が多くなるほど送る側も受け取る側も面倒になる、画質が劣化するというデメリットが存在します。

近年Xの仕様が頻繁に変わるので、今後も変わらず使えるかが分からないという点も注意したいところです。

twitter.com

ギガファイル便

おそらく現在最もコスプレ界で使われているファイル共有サービスです。

アカウントの登録が必要ない上にインターネットブラウザで操作が完結できるので手軽に写真の受け渡しができるのが最大のメリットです。

コスプレ界隈に広く浸透しているので操作に慣れている人が多く、写真の受け取りができない人が少ないのもメリットです。

gigafile.nu

強いてデメリットをあげるとすれば、日本語のみの対応なので海外の人とのやりとりでは使いづらい点でしょうか。

 

DropBox(ドロップボックス)

ギガファイル便に次いで使用されることが多いイメージがあるのがDrop Boxです。

無料のプランで使用できるのは2GBまでと少々少な目ですが、写真の受け渡しのみで使用するなら十分です。

DropBoxのメリットとしては、アップロード者がデータを削除しない限りデータを無期限で扱えることです。

とはいえ、特定の写真を半年や1年共有し続けなければならないような状況はかなりレアケースではあります。

www.dropbox.com

 

こちらも強いてデメリットをあげるとすれば、コスプレイヤー側が操作に慣れておらずデータの受け渡しにてこずるという可能性があります。そこそこコスプレ歴のあるコスプレイヤーならギガファイル便もDropBoxも使ったことがある人が多いですが、新人さんはもしかしたらサポートが必要かもしれません。

 

その他の受け渡し方法

上記の3つが現在よく使われているサービスではありますが、他のサービスを使っている人もたくさんいます。

以下は過去に使っている人を見たことがあるサービスをざっくり紹介します。

コスプレイヤーアーカイブ

コスプレ専門SNS。通称「カイブ」。メッセージ機能やストレージ機能を用いてやり取りをします。Twitterなどの台頭により現在は下火になりつつありますが根強い人気があります。

www.cosp.jp

Flickr

写真共有サービス。かつて無料で扱える容量が膨大だったので重宝されていましたが、最近は制限が多いのでちょっと使いづらいかも。日本語非対応のため操作が分かりづらいのでわたしはあまり使用しませんでした。

www.flickr.com

・GoogleDrive(グーグルドライブ)

googleが提供しているファイル共有サービス。受け取る側にgoogleアカウントが必須(ビジター共有を除く)な点がちょっと面倒。データが勝手に変換されたり削除されたりするリスクがあるのが少し怖い。

www.google.com

・LINE

メッセージアプリの代表格。スマホユーザーならほぼ全員使ったことがある安心感はあるものの、プライベートで使用しているアカウントを使うことになるのであまり歓迎されません。画質の劣化も気になります。

line.me

 

Air Drop(エアドロップ)

撮影した写真をすぐipadなどに取り込むカメラマンがたまに使っているのを見かけます。

連絡先の交換なしでデータのやり取りができて便利ですが、Apple製品間のみ対応なので使える人は限られています。

ja.wikipedia.org

 

いずれのデータ受け渡しにおいても、ある程度受け渡しにかかる日数が確保できるものが望ましいです。「今日データをアップロードしました!明日までにダウンロードしないとデータ消えます」では不親切なので、1週間から2週間程度の猶予があるサービスを利用しましょう

 

写真を送るときのDMテンプレート

ここではDMを送る際のテンプレを用意しておきます。

何といってDMを送ればいいか分からないときの参考にしてください。

写真を送っていいかたずねるとき

こんにちは

○○(イベント名)で撮影させていただきました□□(アカウント名)と申します。

撮影した写真をお送りしたいのですがよろしいでしょうか?

△△(TwitterのDM、ギガファイル便などのサービス名)を使って送る予定です。

よろしくお願いします。

 

このほかに、

・ご希望のファイル共有サービスがあれば教えてください

スマホで撮影したものですがよろしいでしょうか?

・撮影させていただきありがとうございました。

といった文言を適宜追加するとより親切です。

写真を送るとき

こんにちは

○○(イベント名)お疲れ様でした。

撮影した写真を△△(TwitterのDM、ギガファイル便などのサービス名)にて送りますので確認お願いします。

撮影させていただきありがとうございました。

 

ギガファイル便のようにデータの保存期間が決まっているサービスを利用する場合、

・データの保存期間はmm月dd日です。

と期限を伝える文言を入れるとより親切です。

他にも、

・写真の加工はおまかせします。

SNSに掲載するときはアカウント名とIDの併記をお願いします。

・こちらでも写真を掲載してよろしいでしょうか

など自分の希望する条件等あれば伝えておきましょう。

 

写真を送るときのマナー

写真を送るときに守るべきとされているマナーがあります。

ここでは代表的なコスプレ写真を送るときのマナーを解説します。

データはpng・jpgに変換しておこう

多くのカメラマンは写真はRAW形式で保存していることと思います。

RAWファイルは写真の微調整がしやすいなどのメリットがある反面、コスプレイヤー側がファイルを開けない可能性が高いという問題があります。

そのため、コスプレイヤー側が「RAWでもOK」と明言していない限り、写真はPNGまたはJPGに変換して送ると親切です。

 

明らかな失敗写真は取り除いておく

被写体が半目になっている、ピントが全く合っていない、ただの試し撮り、暗すぎor明るすぎで何が写っているか分からないなど、明らかな失敗写真はあらかじめ取り除いてから送りましょう。

似たような事例として、連写写真も何百枚と似たような写真を送るのではなく、ある程度選別してもらえると受け取る側の負担が減ります。

とはいえ自分ひとりでは削除していいか判断に困ることも多いと思いますので、不安であればやはり被写体に選別していいか聞いてみるのが一番です。

 

などと言っていますが、コスプレ界隈では過去に「すべての写真を送らないのはマナー的にどうなの」的な論争が起きたことがあります。これはもう被写体それぞれに考えがあるところなので、カメラマンはよくコミュニケーションをとり被写体がどう思っているか確認するのが長く撮影を楽しむコツです。

撮影から2週間以内を目標に送る

特に理由がなければ、写真は撮影から2週間以内を目標に被写体へ送るのが親切です。早い分には歓迎されるのですぐ送れる場合は送ってしまいましょう。

現像や加工に時間がかかりそうな場合、撮影時か後日被写体にひとこと言っておくと心証がいいです。

わたしは時間がかかりそうだと判断した時点で撮って出しの画像をそのままコスプレイヤーさんに渡し、後日現像したデータを送っています。

注意してほしいのは、カメラマン募集の時点で期限が設定されているものです。「○日以内にデータを送れること」という約束で撮影した場合はその期限を厳守しましょう。

 

他のコスプレイヤーの写真と一緒に送らない

ファイル共有サービスを使って写真を送る際、被写体には被写体の写っているもののみ送ります。同じイベントで撮影した写真だからと、他のコスプレイヤーの写真もまとめて送ってしまうなんてことがないようにしましょう。

併せの撮影は例外的に他人の写真が入っていてもOKな場合が多いです。

 

他人の目に触れない配慮をしよう

ファイル共有サービスのURLを教える際は、DM(ダイレクトメール)などのクローズドな場所で行うようにします。リプライ機能など不特定多数が見られる環境へURLを貼るのはやめてください。

撮影した写真を掲載するときも被写体に許可をとるようにして無断で使用することがないようにしましょう。

ファイル共有サービスによってはパスワードを設定することができるので、併せて活用しましょう。

 

長々と書きましたが、

コスプレイヤーを撮影したら勇気を出して写真を送ってみよう

コスプレイヤーとよくコミュニケーションをとってデータを扱おう

・写真の腕より挨拶や礼節のある態度の方が大切だよ

ということです。

この記事で疑問が解決できればうれしいです。