刈谷アニメcollection(コレクション)は愛知県刈谷市で開催されるイベントです。
アニメ・漫画の総合イベントと銘打っているこのイベントは、コスプレ参加ができるという特徴があります。
今回はそんな刈谷アニメコレクションについて解説します。
参加する人の参考になればうれしいです。
※筆者は刈谷アニメcollectionの運営にかかわる人間ではありません。以下の文章は全ていち参加者目線であり公式情報ではないことにご留意ください。
【目次】
刈谷アニメcollectionの概要
刈谷アニメcollectionは、愛知県刈谷市のJR刈谷駅・名鉄刈谷駅周辺を開催地域としたイベントです。いわゆる「街イベ」と呼ばれる、街の一部を使ったイベントであり、コスプレイヤー以外も訪れるイベントとなっています。
例年10月の最終土曜日に開催されます。2023年は10月28日(土)に開催が決定しています。
コスプレだけではなく、声優トークショーやアニメ上映なども行われるイベントです。
公式ホームページ
刈谷アニメcollectionは通称「刈谷アニコレ」と呼ばれています。また、コスプレイヤーが「刈谷」と発言したときは、だいたいこの刈谷アニメコレクションを指しています。
本記事では、以下刈谷アニメcollectionを刈谷アニコレを略して解説します。
刈谷アニコレの魅力
参加費が安い
刈谷アニコレの最大の魅力は、参加費の安さです。
コスプレ参加の場合500円、カメラマンは無料で参加できます。
2023年はインターネットからチケットを購入するシステムとなっています。チケット代をコンビニ払いする場合は別途手数料が発生するので注意してください。
愛知県のコスプレイベントの参加費は3000円程度が相場なので、かなり安いと言えます。コスプレにあまりお金をかけられない学生さん、初心者さんのお財布に優しいイベントです。
カメラマン参加が無料のイベントは貴重です。「高い参加費を払って一枚も撮影できなかったらどうしよう...」と悩める初心者カメラマンも、参加費無料であればハードルが低く感じるのではないでしょうか。
初心者でも安心の雰囲気
刈谷アニコレは街中で開催されるイベントのため、良くも悪くも芸術作品のような撮影に重きをおいていないカメラマンが多いです。
人物主体のスナップ撮影がメインになるので、初心者カメラマンでも気軽に撮影できると思います。
撮影時のルール・マナーは過去の記事で解説しているので、こちらも併せてどうぞ。
刈谷アニコレに仲間だけで固まって過ごす排他的な雰囲気はなく、声をかければ応じてくれる人が多いイベントです。そのため、新しくコスプレの知り合いを増やしたい人にはピッタリです。人脈を広げたい人は積極的に交流を図ってみましょう。
身内でワイワイする雰囲気が薄いので、一人で参加しても悪目立ちしません。イベントソロデビュー先としてもちょうどいいイベントです。
近隣施設が充実している
JR線と名鉄線のハブ駅である刈谷駅は、平時から利用者の多い駅です。
そのため、駅周辺の施設が充実しています。
コンビニ、スーパー、ドラッグストア、100均が刈谷駅から徒歩圏内にあるので、忘れ物をしたときに重宝します。軽食や飲み物が現地調達できるので、荷物が減らせるのもがありがたいです。
個人的にはサイゼリヤがあるのが一番うれしいです。イベント終わりにすぐ食事できます。
会場周辺にはホテルもいくつかあります。
刈谷アニコレはホテルで着替えて参加することを認めているので、ゆったり着替えたい人はホテルをおさえるのもありだと思います。その際、ホテルにはコスプレで利用できるか必ず確認しましょう。世の中には仮装状態で共用部に出るのを禁止しているホテルもあります。
他イベントでは見られない珍しいイベント・ブースがある
刈谷アニコレはコスプレイベント以外にも様々な催しがあります。
声優のトークショーをはじめとした他のコスプレイベントではお目にかかれない珍しいイベントがあります。
個人的におすすめなのが陸上自衛隊ブースです。自衛隊の広報活動の一環でイベント会場に自衛隊の車両が来ていました。
例年自衛隊ブースは奥まった位置にあるので、興味のある人はマップをよく確認しておくことをおすすめします。
このように楽しい催しがあるので、たとえ一人でイベントに参加しても見るところがたくさんあります。時間を持て余さないのが刈谷アニコレのいいところですね。
参加時に知っておくと便利なこと
参加人数に対して会場は狭い
刈谷アニコレの会場となる刈谷駅周辺には十分な広さの広場等あるものの、参加人数も多いため少々手狭な印象を受けます。
人混みができやすいので、撮影する際は他人の映り込みに配慮しましょう。
また、被写体とカメラマンの距離はあまり離れられないので、近距離でも撮れるレンズがあると便利です。
一応刈谷アニコレ公式からストロボや三脚について禁止されていませんが、混み合う場所では危険なので手で持ち運べる程度のものにとどめておくのが無難です。キャスターで移動するような大荷物は不向きなのでできるだけ荷物は減らしておきましょう。
更衣室は2つある
例年刈谷アニコレの更衣室は「刈谷市産業振興センター(あいおいホール)」と「刈谷市総合文化センター」の2か所が用意されています。
2023年はあいおいホールが男子更衣室と女子更衣室、刈谷市総合文化センターが女性専用更衣室となっています。
更衣室の使いやすさはどちらもあまり変わらないので、こだわりがなければどちらの更衣室チケットを買っても有利不利はないはずです。
わたしは駅から近いあいおいホールの更衣室チケットを好んで購入しています。
この2つの更衣室は刈谷駅から見て反対に位置しているので注意してください。
自分の利用する更衣室とは別の更衣室に向かってから間違いに気づき戻ろうとすると、ほぼ会場を端から端まで横断することになります。人混みの中キャリーケースを引いて移動するのは疲れるので、事前に自分の更衣室の位置は確認しておきましょう。
新制度が導入されている
上でチケットの話が出ましたが、過去の刈谷アニコレ(旧コスプレフェスタinKARIYA)では前売りチケットを販売していなかった時期があります。当日券オンリーだったわけです。
しかし、今はネットでチケットを事前に購入する必要があります。更衣室もいつでも利用できる形式から、2部制に変更されました。
過去に刈谷のイベントに行ったことがある人にとっては、かなりシステムが変更されていると思いますので注意してください。
また、今後もシステムが大きく変わる可能性があります。公式ホームページ等をよく確認して適切に行動できるようにしましょう。
階段を使う機会が多い
刈谷アニコレの会場には、刈谷駅、みなくる刈谷(ショッピングモール)、ロータリーなどをつなぐ大きな歩道橋がかかっています。会場内を移動するさいは、地上を移動するか、この歩道橋を渡って目的地へ行くことになります。
刈谷アニコレにおいて、コスプレイヤーが集まりやすい場所というのが何か所かあります。特にあいおいホール付近と、みなくる広場には多くのコスプレイヤーが集まります。この2か所は道路で隔てられているため、頻繁に歩道橋を利用して会場を行ったり来たりすることになるのです。地上ルートからも行けないわけではありませんが、遠回りになります。
たくさんの人と交流したい人は、歩きやすい服装で参加しましょう。
特にコスプレ参加する場合、慣れない服と靴で歩道橋の階段を上り下りするのはキツいです。刈谷駅周辺の歩道橋事情も加味したコスプレを選ぶことも考えましょう。
カメラマンも人混みの中高価な機材を持って歩くのは心身ともにしんどいと思います。できるだけ持ち歩く機材は絞って最小限にするのがおすすめです。
車で来場予定の人は駐車場を要チェック
荷物や距離の都合で車参加したい人もいると思いますが、駐車場はチェックしていますか?
刈谷駅周辺には時間貸しのコインパーキングがいくつかあります。しかし、愛知県という車社会の特性上、満車になっていることもあります。
確実に車で参加したい場合は、軒先パーキングやakippaなどのサービスを使って事前に駐車場を予約しておくと便利です。
刈谷アニコレは参加費が安く、アットホームで、様々な企画が目白押しの、初心者コスプレイヤーもベテランコスプレイヤーも等しく楽しめるイベントです。
ぜひ足を運んでみてください。