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コスプレは何歳から?コスプレと年齢について解説します

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コスプレを始めてみたいけれど、年齢制限があるのか心配という人もいると思います。

「学生だけどコスプレしていいのかな?」「もう若くないけどコスプレしてみたい」など、コスプレをためらう理由が年齢ならばもったいないです。

今回はコスプレする年齢について解説します。

【目次】

 

コスプレするだけなら年齢制限はない

結論から言うと、コスプレをするのに年齢制限はありません

極端な話ですが0歳がコスプレしたっていいですし、100歳がコスプレしたっていいわけです。アニメや漫画のキャラクターの衣装を着ることは法に抵触しない限り誰が行っても問題になりません。

しかし、年齢を理由にコスプレしていいか不安に思っている人が聞きたいのはこういう話ではないですよね。コスプレイベントに参加したり、併せ※に参加するのに年齢は関係あるのか知りたいと思います

これらの疑問については、次からお話ししていきます。

 

※併せとは

コスプレイヤーが集まって撮影をしたり遊んだりする行為を指す。

 

コスプレイベントの年齢制限について

ここではコスプレイベントの年齢制限についてお話します。

規則の話から、マナーやモラルの話も含めて書いていきます。

イベント規約に従うのが必須

コスプレイベントによっては参加に年齢制限を設けているものがあります

この記事を書いている人は愛知県民なので愛知のコスプレイベントの例を出しますと、代表的な年齢制限があるイベントといえばラグコスです。

www.worldcosplaysummit.jp

オールナイトで開催されることもあるラグコスは、18歳未満が参加できない時間帯があるイベントです。

ラグコス以外のイベントであっても、小学生や未就学児の参加に条件が付くイベントは数多くあります。

コスプレイベントに参加する場合は、イベント規約に書かれた年齢制限を把握する必要があります。特に学生や小さなお子さんと参加予定の方はよく読んでおきましょう。

 

わたしが経験した限り、コスプレイベントの参加年齢制限は、下限はあれど上限は見たことがありません。なので成人していればコスプレイベントには問題なく参加できると思っていいでしょう。

 

逆に言えば、規則的にはこの規約さえ守っておけば誰になんと言われようと参加していいことになります。たとえ「未成年は来るな」「オジサンオバサンは参加するな」と言われようと誰にも止めることはできません。

 

イベント参加は自衛ができるようになってから

では、年齢さえ満たしていればなんの心配もなくコスプレイベントに参加していいかと言われると、わたしは待ったをかけようと思います。

というのも、コスプレイベント、特に参加人数の多い大型のイベントともなると悪意を持って接してくる人や困った人というのが一定数ので、自分の身を守る手段が必須になるのです。

成人した大人であれば、何かトラブルになったとき自分ひとりで対処できますが、未成年となるとそうはいきません。どうしても大人の力を借りなければならない場面が出てきてしまいます。

最低限、「知らない人には警戒する」「怪しいと思ったら断る・逃げる」「何かあったら保護者に助けを求める」という能力が必須です。

特に「保護者に助けを求める」というのは重要です。親に反対されている、コスプレがばれるのが恥ずかしいなどの理由で親に内緒でコスプレイベントに参加すると、いざというとき助けてもらえなくなってしまいます。未成年でもコスプレイベントに参加できますが、必ず保護者に行き先と参加するイベントを伝え、万が一何かあったときすぐ相談できる体制を整えてから参加しましょう

これらができないのなら、まだコスプレイベントに参加するには早いと思います。大人になるのを待ってコスプレイベントに参加しましょう。

 

マナーやモラルは意識しよう

コスプレイベントにはさまざまな性別や国籍、年齢の人間が参加します。

学校では同年代のノリで許されたことも、大人との関わりの中では許されないということはたくさんあります。

悲しいことに若いというだけで目くじらを立てられやすいのも事実です。

コスプレイベントに参加するなら、いつも以上にマナーやモラルについて意識しましょう

大きな声ではしゃがない、通路をふさぐなど他の参加者の妨げになることをしない、仲良くなるまでは敬語で接するなど、品のいい行動を心がけましょう。

まだ自分の行動に自信がないのなら、大人な対応ができるようになってから参加しましょう。

 

コスプレスタジオの年齢制限について

次はコスプレスタジオで撮影をする場合の年齢制限についてです。

意識することはコスプレイベントに参加するときと同じなので、ここではコスプレスタジオで特に意識すべきことを書いていきます。

年齢制限はイベントより厳しい傾向

スタジオ毎に違いますが、コスプレイベントに比べてコスプレスタジオは年齢制限が厳しい傾向にあります。中学生未満が利用不可であったり、保護者の同伴が必要なスタジオも珍しくありません。

そのため、コスプレスタジオを利用したい場合は利用規約に必ず目を通しましょう

また、スタジオを利用したいからといって、虚偽の年齢を申告することはトラブルになるので絶対にやめてください

ひとりで利用したい場合ならあまり問題になりませんが、もし複数人で利用する場合は特に注意が必要です。利用するスタジオの年齢制限に年齢が足りていなかったばっかりに自分だけ参加できなかった...となると悲しいですし、場合によってはキャンセル料が発生することがあります。

コスプレをする予定なら、何にしても規約を読み込むというのは大事です。

 

利用料の支払い方法は要確認

コスプレイベント同様規約の年齢さえ満たしていれば一応コスプレスタジオは利用できますが、年齢の思わぬ落とし穴になりかねないのが利用料の支払い方法です。

コスプレスタジオによっては、利用料を事前に銀行振込やクレジットカードで決済しなければならない場合があります

クレジットカードは未成年では持てないので、カード必須のスタジオはいくら規約上OKだとしても利用できないことになります。

学校や部活で忙しいと銀行振込へ行く時間の確保に苦労するかもしれません。

スタジオの利用料の支払い方法も確認しておきましょう

 

併せへ参加するときの年齢制限

最後に、併せに参加する年齢について書いていきます。

主催者によって年齢制限はさまざま

コスプレイベントやスタジオと違い、併せは参加者自身がルールを作ります。

そのため、併せを主催する人によってどのような年齢制限を設けるかは違います。

自分が参加したい併せの年齢制限は募集事項などをよく読んで判断しましょう

併せの場合、年齢に上限が設定されていることもあるので注意です。

もし年齢について不安なことがあるならば、主催者に確認を取りましょう

特に未成年の場合は、参加に制限が設けられていなかったとしても主催者に「未成年です」と申告しておくことをおすすめします。

 

「未成年お断り」の併せが多い理由

併せの募集要項を見ると、「未成年の参加はご遠慮ください」といった感じで未成年お断りのものが多くあります。

未成年が併せで断られがちな理由としては以下のようなものがあります。

何かあったときに責任問題になるのを避けるため

成人した大人には、未成年を安全に家まで帰す法的・社会的な義務があります。そのためには未成年の門限までに家に着くように配慮したり、危ない目に合わないように誘導したりしなければいけません。

しかし、本名も住所も分からない未成年のためにしてあげられることはかなり限られています。そのため、「あなたの安全を保障したいけれど責任が取り切れません」という意味で未成年の併せ参加が断られることはよくあります。

また、未成年の保護者がにうまく併せのことが伝わっておらずトラブルになることもあります。コスプレについてよく知らない人からすれば怪しい集団に見えるかもしれません。保護者とのトラブルを回避するために未成年NGを出している併せもあります。

 

金銭面の不安があるため

コスプレにはお金がかかります。以前コスプレと予算について記事を書きましたが、一回のコスプレではだいたい1万円~2万円程度の出費を見込んでおいた方がいいです。

tami-sf.hatenablog.com

未成年にとって1万円は大金です。多くの未成年は働いていないので、捻出するのも一苦労だと思います。

もし万が一「併せ当日までにお金が用意できず衣装or参加費が用意できませんでした」となると、併せの参加者には迷惑がかかります。

お金がない確率が高い未成年を併せの対象にしないことで金銭トラブルを回避する併せの主催者が多いのが実情です。

 

慣例として書いているだけ

これは稀にあることですが、「未成年お断り」を慣例としてただ掲げているだけの主催もいます。特に理由はないけれど皆こうやって併せメンバー募集しているから、という理由だけのパターンです。

このような場合、親の許可が取れていること、金銭的に問題がないことをアピールすれば参加させてもらえることもあります。仲のいい人が主催する併せであれば一度声をかけてみるのもいいのではないでしょうか。

 

いずれにしても、未成年であることは未成年本人にはどうすることもできないことなので、未成年お断りの併せは成人してから参加することをおすすめします。

 

アフターの参加は慎重に

併せが終わった後、参加者で食事などをする「アフター」という文化があります。

多くの場合併せの場所の近くにあるファミレスやカラオケがアフターの場所として選ばれますが、居酒屋やバーといった成人向けの施設が選ばれることもあります。

未成年が飲酒するのは絶対にいけませんし、個人的には未成年がお酒を提供する場にいるのは相応しくないと思っています。

もしアフターの場所が自分にふさわしくないと思ったならば、参加しない、別の店を提案するということを覚えておいてください。

まとめ

長くなりましたが、ここまでの内容を要約すると、

・コスプレすること自体に年齢制限はない

・イベントやスタジオに行くなら規約を守ろう

・法律やマナーやモラルはいつも以上に気を付けよう

ということになります。

コスプレを始めるにあたっての心配事がこの記事で少しでも減ってくれたら嬉しいです。