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【コスプレ】アサヒキルトバイアスで衣装のライン入れから解放される

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ライン入れ。

それは、数多の衣装自作派コスプレイヤーから、労力を、気力を、睡眠時間を奪ってきた工程。

 

ラインのない衣装は嫌!

でも時間と手間がかかるのはもっと嫌!!

あ~~~衣装にちょちょいとラインが入れられる、そんな夢のような品はないかしら!!!

 

 

 

 

 

 

 

アサヒキルトバイアスは、接着テープ付きのバイアステープです。これがものすごく便利なのに、なぜか大バズりしている印象がない。

なので、この自作レイヤー救済グッズの好きポイントを語っていきたいと思います。

 

【目次】

 

好きポイント1:アイロンで接着できる

アサヒキルトバイアスは、両端折のバイアステープです。

熱で接着できるテープがついているので、アイロンをあてるだけで簡単にくっつけることができます

 

接着テープの付いていないバイアステープを使って衣装にラインを入れようとすると、まち針で留めて、ミシンをかけて、まち針を抜いて、またまち針を刺して...と大変面倒くさい。それでなのに、きれいに仕上げるのは難しい。

アサヒキルトバイアスなら、まち針がいりません。縫いずれていく心配もないので、ガンガンミシンを踏めます。

 

わたしは、アイロンで接着したあと、両端を縫うのをおすすめします。

接着テープはついていますが、絶対にとれない強力なものではありません。あくまで仮接着用のようです。

両端を縫うと剥がれ落ちることがなくなるので安心感が違います。洗濯にも耐えられるので、暑い季節に着ても洗えます。

 

端を縫う時は、幅の細い押さえを使うときれいに仕上がります。

わたしはサンコッコーのファスナー押さえを使っています。家庭用ミシンでもバイアステープの端ギリギリを攻められるので重宝しています。

 

時間がないときは、バイアスの中心を縫うだけでもいいと思います。縫い目は多少目立ちますが、遠目からではそこまで違いは気になりません。

 

あまり動かない場所であれば、縫い付けずとも熱接着だけで十分な場合もあります。わたしは、ネクタイなどの小物に付けるときはわざわざ縫わないことが多いです。くっつけるだけなので一番時間がかかりません。ただ、どうしても強度は縫ったときに劣ります。

 

アイロンだけで接着すると、あとから剥がせるというメリットもあります。

くっつけた場所をアイロンで温めて、冷めないうち剥がすと

ペロっととれます。

 

失敗しても安心です。

使いまわしたい物ではあえて縫い付けないという選択もできるところがいいですね。

 

この方法でどんな場合でも確実にはがれるというわけではないので、注意してください。

生地や接着の状態によっては、うまくはがれなかったり、糊が生地に残ってしまったりします。

 

好きポイント2:カーブ・円が作れる

アサヒキルトバイアスのアイロンで接着できるという特性を利用すると、



このようなカーブしたラインが簡単に作れます。

ゆるやかなカーブはもちろん、U字のきついカーブや円もアイロンひとつでできます。

 

クッキングシートに下書きをして

うえからキルトバイアスを添わせるようにアイロンをあてて、

クッキングシートからペリペリっとはがせば



複雑な模様も作れます。作った模様は布に乗せて上からアイロンをかければ接着できます。同じ模様を量産するときにも使えます。



 

好きポイント3:金(ゴールド)と銀(シルバー)がある

バイアステープは、手芸店に行けばだいたい手に入ります。最近ではダイソーなどの100円ショップにも置いてあることが増えました。

しかし、身近な店では無難な色のバイアステープしか置いていないことが多いです。白や黒、加えてあと数種類のカラーバリエーションしかないこともよくあります。

特に、コスプレでよく使うきらびやかな色、金や銀はなかなかお目にかかれません。

 

アサヒキルトバイアスなら、ゴールドもシルバーもあります。ソシャゲにありがちな金のラインをじゃんじゃん使う衣装も、これで怖くありません。

 

アサヒキルトバイアスのゴールドは、光の反射が控えめで織目が目立ちにくいです。ラインがメインではない衣装で悪目立ちしないので気に入っています。

 

白と黄色の糸で縫ってみました。

右側が白、左が黄色です。白い糸でも縫い目が目立たないです。馴染みがいいのもうれしいです。わざわざ黄色や金の糸を用意しなくても十分きれいなラインに仕上がります。



 

好きポイント4:きれいなラインに仕上がる

布用絵具や、布用ペンを用いて線を引くと、様々な困難が待ち構えています。

塗りムラ!かすれ!

時間がないのに乾かない!

準備が面倒!!!

 

アサヒキルトバイアスなら、そんなことにはなりません。

バイアステープなのでムラやかすれはありませんし、アイロンで温めたあと冷めるのを待つだけでくっつきます。準備するのは布と、アイロンと、アイロン台だけ。

労力をかけずに均一な線ができるので、だいたい睡眠時間を削っているギリギリレイヤーにはありがたい限りです。

 

好きポイント5:10m巻きが売っている

レイヤーは、全円スカートが大好き。座ったり回ったりするときれいに広がるスカートは撮影でも重宝します。

そんな全円スカート、ウエスト70cm丈80cmで作ると、スカートの円周は5mを超えます。

手芸店や100均に売っているバイアステープは3~5mが主流なので、足りません。複数個買ってつなぎ合わせるのも面倒。

アサヒキルトバイアスなら、たっぷり10m巻きで売られています。

巻かれた状態なので、織りあとが付いていないのもうれしい。

「10mって多くない?」と心配になりますが、大丈夫です。意外とすぐなくなります。

 

アサヒキルトバイアスを使った衣装を見てくれ

ここまでアサヒキルトバイアスを紹介してきました。最後に実際に使用して作った衣装を見てもらいたいと思います。

この衣装の金色のラインはほぼアサヒキルトバイアスでできています。

全身でキルトバイアスを1本(10m)使い切るぐらいの量を使用しています。

 

縫い付けはすべて白のミシン糸でやっています。糸が目立って気になることはありません。

無地の布にラインが入るだけでファンタジー感が一気に増します。

 

この衣装も、金色の部分はほぼアサヒキルトバイアスメタリックです。

一部黒も使用しています。

黒の布にゴールドが映えてかっこいい仕上がりになりました。

丈の長い衣装かつ、こまかな装飾が多かったので、使用量は圧巻の3本(30m)。柄を作るとあっという間になくなるので、余裕をもって購入しておくと安心です。

 

キャプテンキルトバイアスとの比較

ここまでアサヒマイキルトキルトバイアスについて紹介しましたが、この世にはほかにも接着テープ付きバイアスがあります。

金や銀などのメタリックカラーを含めたバリエーションがある接着テープ付きバイアステープといえば、キャプテンのキルトバイアスがあります。

ここではアサヒとキャプテンの金色のキルトバイアスを比較していきます。

キャプテンのキルトバイアスは5m単位で販売されています。アサヒのキルトバイアスは10mなので約半分の量です。

Amazonに出品された商品の価格で比較すると、キャプテンは5m600円程度、アサヒは10m1300円程度でした。(2023年6月時点) m当たりで計算すると、キャプテンの方が安いことが多いです。

色はアサヒもキャプテンも似た色をしています。ぱっと見ただけではどちらが使われているか分からないと思います。

大きな違いは形状です。形状といってもバイアステープ自体の構造は同じです。アサヒは渦状に巻かれているのに対し、キャプテンは厚紙に巻かれています。少しずつ切り取って使うような状況では違いは特に感じられないのですが、長距離を一気に接着するときはアサヒの方が断然使いやすいです。キャプテンは伸ばすうちにどんどんねじれてしまうのが気になります。

そんなわけで、わたしは1着の衣装で30m近く使うこともあるヘビーユーザーなので、大容量かつ巻き跡の付かないねじれないアサヒキルトバイアスを使っています。

まとめ

ながながと語ってきましたが、要するにアサヒキルトバイアスはいいぞってことです。

わたしの衣装制作はもうこれなしでは立ち行きません。万が一廃盤にでもなったらと思うとぞっとします。

渡辺布帛工業さん、どうか末永くアサヒキルトバイアスを作ってください。