ホームセンターでこんなものを見つけました。
超撥水剤 弾き! 防汚コーティング剤。水回り用のスプレーで、シリコンで被膜を作り、水や汚れをはじくんだそうな。
ホントにぃ~~???
理屈は分かるけど、実際そんなにうまくいくのだろうか。
気になったので実験することにしました。
実験の舞台は我が家の台所にあるシンク。
撥水スプレーの効果はいかほどか!?
【目次】
撥水スプレーの使い方
1.汚れを落とす
洗剤やスポンジを使って、シンクの汚れを落としておきます。
この時はウタマロクリーナーを使用しました。
2.水気をとる
シンクに水分が残っていると撥水スプレーの効果が落ちるので、よく乾かしましょう。水滴を自然乾燥させると水アカの元となるので、ふきんなどで拭き上げるとよりきれいになります。
わたしはマイクロファイバークロスで拭き上げました。激落ちふきんは吸水力があるうえに、汚れ落としの仕上げにもなるのでおすすめです。
3.撥水スプレーを塗布
スプレーを吹きかけていきます。使用量の目安は1㎡に8回噴射と書かれています。我が家のシンクは縦50cm横70cmなので、半分の4噴射で様子を見ます。
スプレー後は乾いたふきんで塗り広げました。ふきんだと液を吸いすぎてしまう感じがしたので、スポンジやヘラを利用すればよかったと反省しました。
4.スプレーの拭き取り
シンク全体にスプレー液を塗り広げたら、液を拭き取ります。
余分な液が残っていると白っぽい汚れになって目立ちます。
シンクから水気がなくなったら撥水コート完成です!
シンクVS撥水スプレー
撥水コーティングがどれほどの威力を発揮するか実験します。
シンク全体の汚れをとり、水気をとった状態でシンクの右側にのみ撥水スプレーを塗りました。
見た目には大きな差はありません。
撥水スプレーありとなしで違いがあるのか確認します。
撥水スプレー塗布直後
シンク全体に水をかけまわしてみます。
撥水スプレーを用いた右側は水をはじいてまとまっています。
一方、スプレーなしの左側はシンク全体に水が張り付いたような姿になりました。
撥水スプレーの効果が出ています!
特にシンクの側面は差がよく出ています。
スプレーのおかげで水が落ちやすくなっている右側に比べて、左側はくっついたままの水滴がたくさんある状態。シンクの側面は水垢が付きやすいので、これは汚れ防止へ期待が高まります。
スプレーから1週間後
普段通りに使用した1週間後のシンクの姿がこちら。
この1週間、シンクをこすって掃除することはありませんでした。汚れた部分にさっと水をかけて流す程度です。
今回も同様に、シンク全体に水をかけてみます。
シンクの底面の左右差がなくなっています。スプレーのあるなしにかかわらず水がべったり張り付いています。1週間経過すると底面の撥水力は落ちてしまうようです。
底面は頻繁に食器を置いたり泡が流れたりするので、撥水コートが落ちやすいのかもしれません。
シンクの側面はスプレーの効果が出ていました。
スプレーを使用していないシンクの左側は、水垢のせいでもうっすら曇っています。
スプレーを使った右側はまだ水垢が出ていません!
付いている水滴も、スプレーを使った方は少ないです。
ただ、スプレーした直後はほぼ水滴ゼロだったのに対し、撥水しきれていない水滴が出てきています。効果は落ちつつあるようです。
スプレーから1か月後
さらに1か月放置してみました。
排水溝の周りに白っぽいヌメリ汚れが出ています。スプレーをした右側のほうが汚れが少ないようです。
当たり前ですが、1週間の時点で撥水力が落ちているので、今回もシンクの底面は撥水していません。
シンクの側面の撥水も落ちていました。水滴の付き具合に左右差はありません。
また、撥水スプレーをかけた右側も水垢がつきはじめました。
先に水垢汚れが付き始めた左側のほうがより曇っているので、汚れる速度を遅くすることができています。
実験結果まとめ
撥水スプレーを台所シンクに使用すると、1週間はきれいな状態が持続することが分かりました。わたしの体感としては、2週間を超えると汚れが付き始めます。
撥水スプレーのメリット・デメリット
ここまで撥水スプレーを使ってみて感じたメリットとデメリットを書いておきます。
【メリット】
・掃除の頻度を減らせる
シンクを使った後水で軽く流すだけで汚れが落ちるようになります。水がぷるぷる動いて流れていくのは見ていて気持ちがいい。
・側面の水垢対策に効果大
シンクの側面に付きがちな水垢が減りました。付いた水垢もスポンジで洗えばおちるような軟弱な水垢です。ガンコな水垢になる前に対処できます。
・排水溝周りのヌメりにもある程度の効果あり
排水溝付近に水が溜まりづらくなるのでヌメリが出づらくなるという発見がありました。これは当初想定していなかった嬉しい結果です。
【デメリット】
・塗布の手間が多い
シンクをきれいに掃除して、水気をとって、スプレーして、また水気をとって...と手間がかかります。一つ一つの作業は大したことないですが、積み重なると地味に時間をとられるのが気になります。
・そこまで長持ちしない
目に見えて水をはじくのはせいぜい1週間です。特にシンクの底は効果の持続が短かったです。シンクの使用頻度によっては効果が薄れるのはもっと早くなるでしょう。
結果、普段から週に1回以上シンクの掃除をしている人であれば、撥水スプレーによって掃除が劇的に楽になることはないかなと思いました。
わたしは定期的にシンクの掃除をするタイプではないので、まとめてがっつり掃除をして撥水スプレーをかけてきれいを持続させる方を選びました。
まとめ
撥水スプレーを使うと、日々の掃除の手間が少し減ります。
今回はシンク掃除のみ紹介しましたが、トイレ、洗面台、浴室などにも使えます。
我こそはズボラという民はぜひ使ってみてください。