小牧市では2月13日から26日まで自動運転車両NAVYA ARMA(ナビヤアルマ)の実証調査が行われています。
今回の実証調査では予約することで実際に自動運転バスに乗ることができるということで、さっそく乗ってきました。
NAVYA ARMAの乗り方や乗ってみた感想を書いていきます。
予約
わたしが自動運転車両の実証運転をしったのは広報こまきのお知らせでした。
乗車予約が必要とのことだったので、さっそくLINEから予約。
「小牧市 自動運転」というアカウントをフォローして予約します。
「乗車予約」をタップすると、
・予約日時
・乗車バス停
・降車バス停
・乗車人数
を入力する画面が出てきます。
検索ボタンをタップすることで、希望する日時で予約可能な時間が空いているか出てきます。
2月14日に確認した時点ではすでに土日は満席で予約できないようですが、平日であれば若干の空きがありました。
LINEからの予約以外にも、電話からの予約も可能なようです。
もし写真撮影がしたいなら、始発バス停である小牧駅東バスターミナルまたは小牧山南麓ガイダンスエリアからの乗車予約がおすすめです。
予約がなくても、当日席が空いていれば乗車できるようです。
自動運転バスにいざ乗車
待ちに待った予約日、さっそく自動運転バスに乗ります。
車両はNAVYA ARMA(ナビヤアルマ)。フランスの会社が作っている車両だそうです。
今回は小牧駅東バスターミナルバス停から乗車しました。
バスは10分前にはすでにバス停に到着していました。
自動運転車両のバス停は、ロータリーの屋根のある場所ではなく、道路側にあります。赤と黄色の目立つバス停看板があるのですぐ分かるはずです。
オペレーター(運転手)さんがいるので、に予約画面を見せて乗車します。
座席には最大10人が座れるそうです。
ベンチ型の座席と、はねあげ椅子の座席がありました。
はねあげ椅子の座席はシートベルト必須です。
座席は自由なので、好きなところに座れます。
中央は座席のない空いた空間がありますが、立って乗車するのは想定されていないようです。
優先席もありました。4人が座れます。
優先席に座ると進行方向に背を向けることになるので、進行方向を向いて座りたい場合は優先席と反対の座席がおすすめです。
ベンチ型座席の四角く盛り上がっているところにもシートベルトがあり「はて?」と思っていましたが、どうやらオペレーターさんが立って使う席のようです。シートベルトをふとももに巻くんですね。
自動運転車両なので、基本的には自動で進みますが、オペレーターさんから指示も出せます。
オペレーターさんはコントローラーと車両後部のパネルを操作してハザードを付けたり、細かな操作をしていました。
この車両でハンドル代わりに使われていたのはゲームのコントローラーです。
Xboxのコントローラーでした。これで運転できるなんて不思議です。
最大速度は時速20kmとのこと。車窓からの景色はこんな感じです。
やはりというか、どうしても後続車は詰まりがちで、後ろにはどんどん車の列が伸びていました。
それを見越して、このバスが止まるバス停は多く設定されています。これはバス停停車時に後続車に抜かしてもらいやすくするためだそうです。
小牧市のホームページにも停車中後続車は抜かしていいことが書かれています。ルールの周知が追い付いていないためか、オペレーターさんがハンドサインで後続車に抜かすよう合図を出す場面もありました。
バス停では必ず停車します。停車時に写真を撮れるほどの時間はないので、やはり始発バス停で撮るのが一番よさそうです。
ちなみにですが、わたしが乗車したときは予約した人以外でこのバスに乗る人はいませんでした。
小牧市民病院北バス停付近の写真です。細い道も走ります。
そんなこんなで20分ほど走って終点バス停の小牧山南麓ガイダンスエリアに到着しました。
ここも10分ほど停車するので、記念撮影をする人が多かったです。
乗車後はアンケートに回答しました。アンケートは5分程度で回答できる簡単なものでした。
アンケート回答の粗品ということでメモ帳をいただきました。
乗ってみた感想
自動運転バスに乗ってみて一番よかったことが見晴らしのよさです。
窓が広いので、道中の景色がよく見えます。今回は冬でしたが、桜や紅葉の季節はより楽しいかもしれません。
時速20kmという点も、思っていたより早く感じました。小牧駅から小牧山までは歩くのに少々ためらう距離なので、徒歩より早く着くうえに疲れないと思えば気になりません。
まだ試運転ということで珍しいからか、歩道から手を振られたり、写真を撮られることがよくありました。見晴らしのよさ故に向こうからもわたしがよく見えていたことでしょう。ちょっと照れます。
というわけで、自動運転バスに試乗したレポートでした。
面白い体験でした。
今回は試験ということでしたが、今後通常運転になったら小牧の移動がもっと便利になるかもしれませんね。
導入されることを待っています。