こんにちは、たみです。
肌、守ってますか?
わたしは守ってないです。
ノーメイクノースキンケア、つねに肌はこふき芋でお馴染み、わたくし。肌を紫外線と乾燥大気に晒しつづけるノーガード戦法で、肌へのダメージを代償にして朝の睡眠時間を確保しています。
そんなわたしだけれど、唯一お肌にいろいろ塗りたくるシチュエーションがある。
コスプレ。
何を隠そう、わたしは仮装歴十ウン年のコスプレイヤー。数多のコスプレイベントを渡り歩き、コスプレスタジオやコスプレグッズショップの栄枯盛衰を見てきた歴戦の兵。
普段は肌に何も塗らないのに、コスプレするときだけは漆喰でも塗るかの如く肌にあれもこれも重ねる。
コスプレソルジャーにとってメイクは立派な武装。塗るタイプの鎧。鎧である以上簡単に壊れるようなことはあってはならない。そこに素材を活かすなどという考えはない。いかに顔面をアナログフォトショップするかが重要だ。
そんなわたしが今まで顔面に塗ってきた商品のうち、よりパワーあふれる品々を紹介します。
化粧品編
メイクポーチに忍ばせておくと、ひょっとすると便利なグッズを紹介します。
ワンディブライトナー
アニメキャラって、どうしてあんなに肌が白いんだ?テニスにいそしんでいても白い。水泳に励んでいても白い。ランニングしていても白い。画面の向こうは美白に満ちている。
一方三次元住まいの我々は日々紫外線にやられているのでそんなに美白ではいられない。
そんなときはワンディブライトナーの出番。
とにかく白くなれる。元の肌の色を消し去りたい気分の時におすすめ。
サラサラの液体なので「本当にこんな粘度でカバーできるんか...?」と不安になって大量に使うと、ひな人形とタイマン張れる肌色になるので気を付けよう。
ベタつきが気になる人はベビーパウダーを叩き込むと、べたつきが抑えられるうえ、より白くなれるので試してみてほしい。
ドンピシャン
かつら用接着剤と書いてあるけれど、わたしはつけまつげの接着に使っている。顔に何かをくっつけるときはだいたいこれ1本で事足りる。
まず、名前がいい。ドンピシャン。小林製薬に通ずるものを感じる。
ちゃんと名前に恥じないところも最高。一度くっつけたらちょっとやそっとじゃ取れない。雨にも負けず、風にも負けず、まばたきにも、夏の滝のような汗にも負けず。まさにドンピシャン。
ただ、あまりにもドンピシャンがドンピシャンなので取るときに苦労する。わたしはパワーで剝がしているけれど、皮膚によくない雰囲気を感じるので水でふやかすなどして賢く剥がそう。
おどうぐばこ編
小学生の時のおどうぐばこに入っていたような品々を紹介します。
液体のり
「さっきドンピシャンがあれば事足りると言っていたじゃないか」?。全くその通りでございます。ただ、ドンピシャンは名前がかっこいいように、値段もかっこいい。14gで700円~1000円ほどする。
それに比べて、液体のりはなんといっても安い。わたしが愛用しているアラビックヤマトは全国の文房具店で買えるうえに200円出せばおつりがくる場合がほとんど。なんて経済的なのでしょう。
接着力はドンピシャンに劣るため、まぶた、眉、口角などのよく動く部位の接着には向きませんが、それ以外なら問題なし。
もみあげから顎関節にかけて液体のりを塗り、ウィッグのサイドの毛をくっつけると、顔とウィッグの間に生じる不自然な隙間を埋めることができておすすめ。
当たり前だが液体のりは化粧品ではないので本当に使わなければならないかどうかは、よく考えてほしい。わたしはコスプレ会場で液体のりを落としきることができず、ウロコみたいになった皮膚を晒して歩く羽目になったので、参考にしてください。
アルコールマーカー
コスプレ初心者あるある「ウィッグの色はキャラクターの髪色に寄せるけど、眉は黒」。だって、市販のアイブロウって黒か茶色、グレーや金があれば優秀って感じじゃん。ピンクや青のアイブロウなんて売ってない!
そこにアルコールマーカーがあるじゃろう?
アルコールマーカーのカラーバリエーションは無限大。どんな色のウィッグをかぶっても対応できる。ちょっとやそっと擦っただけでは落ちないので、ウィッグの前髪によって自然消滅することもない。
わたしが使っていたのはコピックチャオ。ペン先が筆上なので細くも太くもかける優れもの。
実はアルコールマーカーは化粧品ではないので、自分の肌状況と世間の目をよく考えて使うか判断してほしい。わたしは市販のウエットティッシュタイプのメイク落としで色を落としきることができず、ド派手な眉毛カラーでコスプレ会場から電車帰宅したことがあるので、参考にしてください。
木工用ボンド
「また接着剤かよ」と思ったそこのあなた。違います。木工用ボンドは何かをくっつける目的では使いません。
机や下敷きに木工用ボンドを立体的に盛って「スライム~」と遊んだり、半乾きのぷにぷにした触感を楽しんだりする遊びは誰もがやったことありますよね?え?ない?
その要領で皮膚に木工用ボンドを盛り、半乾きになったら爪楊枝や綿棒で適度に崩すと、皮膚に凸凹をつくることができます。
そのままでは乾いたボンド特有のテカリが気になるので、ティッシュを貼ってアイシャドウなどで色付けするといい感じの傷口になります。
例にもれず木工用ボンドは化粧品ではないので、使わずに済む方法がないかよく考えてください。わたしは木工用ボンドを塗った翌日皮膚科で「木工用ボンドを塗るなどしたら痛みが...」と言わなければならない辱めを受けたので参考にしてください。
まとめ
要するに、
化粧品は用法用量を守って正しく使おう
化粧品以外を顔に使うと肌環境や自尊心を失うことになるよ
ということです。
わたしの生きざま(死にざま)の記録が、皆さんの顔面を守ることにつながれば幸いです。
それでは。