
コスプレ衣装、特にアイドル系やファンタジー系衣装を自作するとなるとフリル作りを避けて通ることはできません。
数センチ程度のフリルであれば、手縫いやミシンの糸調子を変えるなどしてギャザーを寄せればいいのですが、1mを超えると結構労力がかかります。
そんなとき便利なのがkawaguchiから発売されているスーパーらくらくタックです。
コスプレ衣装を自作する人なら1つは持っておいてもいいと思うので紹介させてください。
コスプレ以外でも、ダンスの衣装づくりや、ロゼッタの装飾を作るときなんかにも活躍します。
【目次】
スーパーらくらくタックのいいところ
スーパーらくらくタックのいいところを3つ紹介します。
家庭用ミシンで使える
スーパーらくらくタックは、ミシンのアタッチメント(押さえ)です。
標準押さえなどと比べるとかなり大型ですが、家庭用ミシンで使用することができます。

溝に向かって押さえの上下レバーを下ろすだけで簡単にセットできます。
ワンタッチタイプではない、ネジで押さえを留めるようなタイプのミシンであっても、付属のパーツを使うことでセットできます。
少なくとも我が家の職業用ミシンには装着可能でした。
わが家には4台メーカーや機種の違うミシンがありますが、調整次第でどれでもセットできました。(調整については後述します)
大量のフリルが作れる
フリル寄せといえば、生地を縫って、糸をひっぱって生地を寄せて、また縫って...と繰り返すことになると思いますが、これは結構手間です。
特にコスプレ衣装でフリルをつかう場合、信じられない量の布にギャザーを寄せていくことになります。
スーパーらくらくタックは、ミシンにセットしたらそのまま直線縫いするだけで簡単にフリルが作れます。
似た道具にギャザー押さえがありますが、こちらは細かく布が寄るのに対し、スーパーらくらくタックは綺麗な山が作れます。衣装のフリルの形状によって使い分けるといいと思います。
計算が楽
スーパーらくらくタックは、常に同じ幅でタックを寄せてくれるので、フリルの量の計算がしやすいです。
30cm程度フリルを作ってみて、どれぐらい縮むか計算します。
生地や目の幅によってこの数値は多少変わりますが、あらかじめ自分のミシンでスーパーらくらくタックを使った時の値を計っておくと、毎度計算せずに済みます。
手作業でギャザーを寄せると、どうしても毎回縮む量がかわってきますが、スーパーらくらくタックはいつも一定なので計算しやすいという訳です。
スーパーらくらくタックの注意ポイント
スーパーらくらくタックは便利ですが、いくつか気を付けた方がいい点もあるので書いておきます。
自重で落下する
スーパーらくらくタックは押さえとしてはかなり大型で重量があります。
そのため、ミシンによっては支えきれず、スーパーらくらくタック自身の重みで外れてしまうことがあります。
押さえのホールド力が弱いミシンだと、使用するのは難しいです。
わが家のミシンでは、一番古い家庭用ミシンでスーパーらくらくタックを使用すると押さえを上げたときにガチャンと落っこちてしまいます。
均一なフリルになる
これはいい点でもあり困った点でもあります。
スーパーらくらくタックは一定の幅でタックを寄せる押さえなので、見た目がきっちり揃います。
プリーツっぽいフリルであればきれいにできるのですが、逆にふんわりしたフリルには不向きです。
また、ボリュームを出したい場合もあまり向いていません。どうしてもきっちり畳まれる都合で平面的な仕上がりになります。
最初の調整が手間
スーパーらくらくタックは大抵のミシンで使用できる優れものですが、使う前に調整が必要です。
針が落ちる位置と針穴を合わせたり、レバーの位置が合う用に前後左右にずらして調整する必要があります。
これがコツをつかむまでは結構難しいです。調整をミスすると針がスーパーらくらくタックにぶつかってしまい、うまく動かなかったり、針が折れる原因になったりします。
また、複数のミシンでひとつのスーパーらくらくタックを使用したい場合、いちいちそれぞれのミシンに合わせて調整する必要があります。
一台のミシンでしか使わないのであれば、最初に調整を済ませてしまえばほとんど調整はいらないので、問題ないはずです。
スーパーらくらくタックを使った衣装
ここからは、わたしが今までスーパーらくらくタックを使って作ってきた衣装を紹介します。

まずはこの衣装。
アイドル風の衣装なだけあって、あちこちにフリルが付いている衣装でした。
スーパーらくらくタックは、赤矢印で示した、スカートのすそと胸元のピンクのフリル部分、あとは中に履いているピンクのスパーククレポンで作ったパニエに使用しています。
逆に、肩のフリル部分はふんわりさせたかったので手縫いでギャザーを寄せて作っています。肩と胸のフリルを見比べると、スーパーらくらくタックで作った方があまり立体感がなく、等間隔で布が折り込まれているのがよく分かると思います。
場所や見栄えによって使い分けるといいかんじになる気がします。

この衣装も某アイドル作品のものです。
写真では見にくいですが、ボタンの両サイドについたフリルと、着け襟の周囲を囲むようについたフリルが、スーパーらくらくタックで作られています。(緑矢印参照)
スーパーらくらくタックで作るフリルは平面的になりがちと上で述べましたが、着け襟部分は固い塗料を使って茶色の色付けをしたのでハリがでて立体的なフリルになっています。生地によっては思っていたのと違う仕上がりになるので、いきなり作る前にハギレで試し縫いしてみるのがおすすめです

こちらの衣装も、同じくボタンの両サイドに付いたフリルをスーパーらくらくタックで作っています。
写真をよく見るとわかるのですが、フリルの布が畳まれる方向が逆になっており、そろっていません。

これは衣装作成時、スーパーらくらくタックで作った一本のフリルを二分割して両サイドに配置したために起きてしまったミスです。反省。
この衣装はシャツも白、フリルも白なのでぱっと見は目立たないですが、生地や色が変わると結構目立ちます。
フリルの向きには注意しましょう。
まとめ
スーパーらくらくタックは、フリルが一気に量産できる優秀な押さえです。
慣れるまでにコツはいりますが、簡単にきれいなフリルがつくれます。
購入前の参考になればうれしいです。
おふざけ記事も書いているので、よければそちらもどうぞ。