しもじものたみ

生き抜け!コンクリートジャングル

愛知県人気ネイチャーランキング(校歌調べ)

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こんにちは、たみです。

 

わたくしは、ふと思ったのです。

もしかして、山や川って、校歌で縄張り争いでもしとるんか?と。

 

校歌って、ナントカ川だの、ホニャララ山だのが必ずといっていいほど入っている。まるで任侠モノ作品の「ここはウチのシマじゃけぇ」状態。配下の学校の数が多ければ、自然としての”格”が上がるとか、そういうシステムなのかもしれない。

 

では、現在の校歌内自然ワード人気ランキングはどうなっているのか。

 

わたしが生まれ育った愛知県について、

調べてみた。

 

今回の調査は以下の通り。

  • 愛知県の公立高等学校のうち、校歌が調査対象
  • 公式HP(またはそれに準ずるHP)で校歌が確認できない高校は調査対象外
  • 固有名詞のみ調査する。自然っぽい一般名詞は今回は省く(例:緑、大地、大空など)
  • 固有名詞そのものの歌詞ではない場合も、わたしが対象の固有名詞であると判断した場合はカウント(例:「庄内の水」は庄内川だと判断)
  • 人力アンド目視だから細かいアレは許してほしい

本当は私立高校、中学校、小学校も調査対象にしたいところだけど、人力では高校が限界だった。賢い調査方法、募集しています。

 

インターネッツに頼り切った素人の調査だから、目を細めてみてね。

 

調査の結果、愛知県の校歌に登場する自然的な固有名詞の実に90パーセントが

「平野」「河川」「山」に分類できるので、今回はこの3部門の上位3項目を発表します。

 

平野部門

1位:濃尾平野...32校

2位:岡崎平野...2校

3位:豊川平野...1校

 

濃尾平野の圧勝である。

正直これは予想通りである。愛知の平野といえば濃尾平野といっても過言ではない。

大いなる都会名古屋市を抱えているだけのことはある。

 

河川部門

1位.:木曽川...18校

2位:矢作川...12校

3位:庄内川...4校

 

愛知県の一級河川が表彰台独占である。

ランキング外の一級河川としては「豊川」もあるが、歌詞の文脈的に地名の豊川を示すと判断した校歌は集計対象外としているため、得票数がふるわなかったのかもしれない。

尾張地方を流れる木曽川三河を流れる矢作川の熾烈な争いの末、惜しくも敗れる矢作川。こんなところでも尾張三河は張りあうのだなぁ、と感慨深いものがあった。わたしは三河の民なので矢作川サポーターです。

 

山部門

1位:伊吹山...18校

2位:御嶽山...8校

3位:猿投山...7校

 

山部門、まさかまさかの県外山がワンツーフィニッシュ。

名古屋をはじめ、尾張地方の高校がこぞって伊吹山御嶽山を採用しているのだ。

全体の約半分が伊吹山御嶽山で占めているという結果だった。

しかし、3位以下のラインナップが面白い。

河川ランキングの4位以下は9項目、平野にいたっては4位以下が0という結果に対し、山ランキングの4位以下は18項目と充実している。

各校歌が地元の推しマウンテンを校歌に盛り込んでいるためバリエーションに富んでいるのだ。校歌にオリジナリティを持たせたい場合、山に着目してみるといいかもしれない。校歌クリエイターの人はぜひ参考にしてください。

 

番外編:田舎の校歌は自然豊かって本当?

田舎あるあるとして、よく「田舎の校歌には自然がふんだんに盛り込まれている」というものがある。せっかく校歌を眺めているので、ついでに調べてみよう。

今回は政令指定都市を「都会」、それ以外を「田舎」と区分することにする。

愛知県の政令指定都市名古屋市のみなので、高校の所在地を「名古屋」と「名古屋以外」に分類する。

異論はあると思うが、都会と田舎の区分は突き詰めると哲学なのでご容赦願いたい。

 

この度の調査の中で、自然固有名詞が1つも含まれない校歌を持つ高校が42校あった。

そのうち、19校が名古屋市内の高校だった。45%が名古屋市内である。

余談だが、残りの55%のうち、全日制の普通科高校だけの高校は9校だった。普通科以外の高校では、自然を語らずとも特色が出せるのかもしれない。

 

自然ワードの平均個数でも比べてみよう。

名古屋の高校の校歌内自然ワードの平均は0.6個。名古屋以外では1.3個。

 

いずれにしても、名古屋(=都会)の自然ワードの少ないということが分かった。

 

肌感覚としてうすうす感じていた田舎の校歌は自然豊か説はあながち間違いじゃないようだ。

 

我が母校は自然コンプリート系校歌なので、田舎者の名を欲しいがままにしてしまったよ。

田舎コンプレックスをこじらせない程度に、みんなも調べてみてね!