コスプレをするときの暗黙のルールとして、「化粧をする」というものがあります。初心者のうちはコスプレ用のメイクに時間がかかり、コスプレイベント(コスイベ)の更衣室で四苦八苦することもあると思います。
そんな人はある程度家でメイクを済ませてしまうことでコスイベが楽になるかもしれません。
今回はコスイベにメイクをしていくことのメリットやマナーについて書こうと思います。
【目次】
更衣室でメイクするのは慣れが必要
まず、あまりコスプレイベント(コスイベ)に慣れていない人向けに、コスイベの更衣室でメイクをするということがどういうことかお話しします。
コスプレイベントの更衣室にも様々な形態がありますが、会議室などの広い部屋の床に直座りして着替えからメイクまですべて行う形態が一般的です。
過去にコスイベの更衣室について書いた記事があるので、詳しくはそちらをどうぞ。
机も椅子もない更衣室では、鏡をキャリーバッグに立てかける、片手にメイク道具を持ってもう片手で顔をいじるといった普段と違う環境でメイクをする必要があります。ひとりが使えるスペースに限りがあるので、狭いスペースをやりくりして化粧をする必要があるという訳です。
コスイベによっては「更衣室はひとり1時間まで」といった時間制限が付くこともあります。
このように、スペースと時間に制限があるコスプレイベントの更衣室という環境でメイクをするのは、初心者コスプレイヤーにとってはなかなか大変だと思います。
だからこそ、自宅である程度メイクを済ませてからコスイベに行くというのは初心者にこそおすすめしたいです。
コスイベ前にメイクをするメリット・デメリット
コスプレイベントに行く前にメイクをすることのメリットは以下の通りです。
メリット
〇時短になる
コスイベで着替えに使う時間は短いほど良いとされています。単純に自分がコスイベを楽しめる時間が増えますし、更衣室の順番待ちをしている人のためにもさっと着替えて譲ることが理想です。
メイクをある程度済ませていれば、その分更衣室を使う時間が短くなります。
特に、メイクの苦手な部分だけ自宅で済ませておくと時短になります。
わたしはアイメイクが全体的に苦手なので、下書きまでは家で済ませることが多いです。
〇荷物を減らせる
家でメイクをすると、メイク道具をイベント会場に持っていく必要がなくなるので、荷物を減らすことができます。
メイクにたくさんの道具を使う人ほど恩恵が大きいと思います。
ただ、会場でしかできないメイクや、化粧直し用の道具はどちらにせよ必要なので、完全にメイク道具をなくすというのは難しいです。
〇慣れた環境でメイクできる
まずは自宅の机や洗面台を使って化粧の練習をするという人は多いと思います。
先ほども書きましたが、更衣室の環境は普段自宅でメイクする環境と大きく違うので、練習の成果が発揮しづらいです。
自宅でメイクをすると、慣れた環境で練習通りのメイクができます。更衣室と違いどれだけ荷物を広げても誰にも迷惑がかかりません。
手を汚してもすぐ洗える、ゴミがすぐ捨てられるというのも嬉しいです。
デメリット
〇化粧崩れのリスクが高まる
どれだけ気を付けてメイクをしても、化粧をしている時間が長くなればなるほど化粧が崩れるリスクが高まります。
特に夏の暑い時期は自宅からイベント会場に向かうだけで汗だくになりせっかくしてきたメイクが台無しになることも。
季節や自分の状態を加味したうえでメイクをしていくか判断します。
〇コスプレがばれる
コスプレ用のメイクは通常のメイクに比べて濃く派手なので、メイクをしているとコスプレしていることがバレることがあります。
親や家族にコスプレしていることを秘密にしている人や、異性装をしていることがバレたくない人、道行く人にジロジロ見られたくない人はコスイベ会場でメイクすることをおすすめします。
〇着替えで気を遣う
コスイベ会場に付いたら私服から衣装に着替えるますが、そのとき顔に付けた化粧が衣装に付かないように着替えなければいけません。
化粧汚れは取れづらくよく目立ちます。白や淡い色の衣装であればなおさらです。
また、せっかくメイクしたのに衣装にこすれて落ちてしまっては意味がありません。
フェイスカバーなどの道具を使うことである程度防げますが、上から被るような構造の衣装の場合は注意が必要です。
コスイベ前のメイクはマナー的にどうなの?
コスプレ暗黙のルール・マナーに「イベント会場以外でコスプレをするな」というものがあります。コスプレイベント側もこのような行為を禁止しているところは多いです。
では、ここで紹介しているメイクをした状態でコスプレイベントへ行く行為についてはコスプレマナーや暗黙のルール的にどうかということを話そうと思います。
結論から言うと、「コスイベへメイクをしていくのはOKですが、周囲への配慮は忘れないようにしましょう」というのがわたしの意見です。
当たり前ですが、普段メイクをして暮らしている人というのは世の中にたくさんいます。その中には派手なメイクをしている人もいるでしょう。コスプレイベントに行くメイクだけダメということはありません。
昔のコスプレメイクは露骨にコスプレ感があるものが流行っていましたが、最近は自然に見えるメイクでコスプレする人も多いですね。ナチュラルなメイクであればコスプレ用の化粧といえどそこまで違和感はないのではないでしょうか。
ではどんなメイクでも問題ないかと言われればそんなことはありません。
傷や血のようなグロテスクな見た目のメイク、三白眼や全眼カラコンといった特殊で怖そうなカラコンなど、見た人を驚かせてしまうようなメイクについてはあまり大っぴらにやらない方がいいと思います。
このようなメイクをする際は、帽子、サングラス、マスクなどを使って周りから見えないように隠します。
また、ドーランや絵の具など、万が一施設や他人に付けてしまったら落とせないような化粧品はイベント会場まで使わない方がいいでしょう。(そもそもこれらのメイク道具はコスイベで禁止されていることが多いですが...)
ベースメイクだけ済ませるのが楽
メイクは事前にした状態でコスイベに行くのが便利だけど、化粧崩れや周囲への配慮を考えると更衣室でメイクしたほうがいいかも...と思うかもしれません。
そんな時は、ベースメイクだけ自宅で済ませてしまうというのも手です。
化粧下地、ファンデーション、簡単なシェーディング程度まで自宅で済ませておき、コスイベの更衣室ではアイメイク、アイブロウ、鼻たてなどをします。
こうすることで、ベースメイク分時短になるうえ、イベント会場までの道中そこまで顔面が派手にならず、化粧が崩れてもベースメイクだけなら修正しやすいです。
どこまでメイクをして、どこから更衣室でメイクするかは個人の好みや衣装の都合などあると思います。
更衣室を想定して家で練習してこのあたりの感覚をつかむと、コスプレイベントをちょっと快適にすごすことができるようになります。
自分がいちばんやりやすい方法を探してみてください。